有山リョウ

小説家 小学館ガガガブックス様より、ロメリア戦記が発売中です。 BLADEコミック様よ…

有山リョウ

小説家 小学館ガガガブックス様より、ロメリア戦記が発売中です。 BLADEコミック様より、ロメリア戦記の漫画が発売中です。

最近の記事

ロメリア戦記が出来るまで~その06 偶然を生かせ~

はい、需要があるかどうかわからない第六弾です。 今回は偶然をうまく生かしていく方法です。 私は小説を書いている時、よく筆が滑ります。 そして余計なことを書き、意図しない表現や設定を追加してしまうのです。 もちろんすぐに修正すればいいのですが、私はこの手の筆の滑りを、できるだけ生かすことにしています。 例えばロメリア戦記では、ガリオスの必殺技「全力でぶん殴る」があります。 (改めて書くと、みもふたもない必殺技だ) この技が生まれたのはロメリア戦記の一巻で、ガリオスがアン

    • ロメリア戦記が出来るまで ~その05、あえて異なるジャンルに飛び込め~

      はい。さっぱり更新していなかった、ロメリア戦記が出来るまでの第五弾です。  別に忘れていたわけじゃないんです。ただ、その、ちょと忘れてたんです。  さて、今回のテーマは、物語を書く上でのジャンルの選択です。  物語にはいろんなジャンルがあります。冒険小説に推理小説。SF小説に恋愛小説。最近では異世界転生物や婚約破棄物なども一大ジャンルと言えるでしょう。  ジャンルの選択は当然作者の自由であり、好きな物を選べばいいのですが、ここでひとつ注意点があります。  それは作者が

      • ロメリア戦記が出来るまで ~その04、専門家だけで構成しない~

         ロメリア戦記が出来るまで ~その04、専門家だけで構成しない~ 需要があるのかどうかわからない記事の第四弾です 今回は小説を作る上で、私が注意していることを話そうと思います。 私が作品を作る際に気を付けていることは、その道の専門家だけで構成せず、門外漢や異業種の人を混ぜる。と言うことです。 例えばミステリでは、探偵や警官。頭の良い切れ者ばかりで構成しない。バトル系なら戦闘職以外の人を主人公かその周辺に置くようにしています。 ロメリア戦記では『戦記』というタイト

        • ロメリア戦記が出来るまで~その03、テーマの重要性~

          ロメリア戦記ができるまで〜その3テーマの重要性〜 需要があるかどうかもわからない記事の第三弾です。 今回は小説におけるテーマの重要性です。 小説には、その骨子となるテーマがあります。 (ちなみにテーマの定義とは、作者が一貫して書こうとしている主題のことです。何も考えずに小説を書いた場合、テーマはないと言うこともあります) このテーマというやつは大変重要で、よくよく考えておかねばなりません。ロメリア戦記でもテーマを重視し、テーマを常に意識してストーリーを展開しました。

        ロメリア戦記が出来るまで~その06 偶然を生かせ~

          ロメリア戦記が出来るまで 〜その2主人公はとことんまで追い詰めろ〜

          需要があるのか分からない、制作秘話の第二弾です。 小説を書くにあたって、作家はまずプロットという大まかなあらすじを作成します。 ロメリア戦記で言えば。 ①魔王を倒した後、ロメリアが婚約破棄される。 ②故郷に帰る。 ③カシューで兵を興す。 ④魔物を討伐しにいく。 といった流れを考えて、小説を書くわけです。 しかし上記プロットはかなり大雑把で、私はさらに肉付けしていきます。 ①魔王を倒したあと、アンリ王に婚約破棄される。しかしロメリアは予想していたためすぐに同

          ロメリア戦記が出来るまで 〜その2主人公はとことんまで追い詰めろ〜

          ロメリア戦記が出来るまで ~その1、偉人の思考法~

          需要があるか分かりませんが、ロメリア戦記の誕生秘話を語ろうかと思います。 拙作、ロメリア戦記は、その名の通り戦記物として書いております。執筆にあたって、私は歴史上の偉人や英雄の行動を、下敷きとすることにしました。 しかし、手本とするのはいいとしても、歴史上の事件をそのまま小説の中に再現することに意味はないと思いました。 そもそも全く異なる世界です。似たような状況になることはあったとしても、完全に同じにはならないはずです。当然歴史と同じ解決法が使えません。 そして重要な

          ロメリア戦記が出来るまで ~その1、偉人の思考法~

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          今日から始めてみよう 未発表の小説でも投稿してみようかな