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詩のごときもの

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詩のごときものです。見よう見まねで作っています。
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#スキしてみて

16.ガーデンテラスの詩

物凄く悲惨なまでに太陽の下に露出しているガーデンテラスに集う、プラスチック製の容器を持った人々。
彼らは自分達の貴重な暇潰しの時間を、価値のないものにされたことに憤ることで快感を得ているのだ。

13.強風の詩

強風に吹かれると、麻痺したようになる。
それが、知らない土地で真っ暗な中ロケ隊と共に泊まる家を探すタレントを迎え入れる家主の寝ている布団についている寝タバコによる焦げ穴のような麻痺なのである。

12.所信表明の詩

「もの凄い電子音楽を聴いた時に感じるような聖なる光源を、塊で、玉で押し出しプレゼントできるような作品をつくりたい、生きる力、ひいては殺す力が出てくるような」
政治家がそう言うのを聞いて、良い時代になりそうだと、生まれて初めて考えた。

10.梅雨の詩

じめじめした場所で生まれる、何か生命みたいなものが、ひとつひとつ感知していては気が狂ってしまうような、忘れていかなければいけないものが沢山ある。それはそうと私は警察に足を撃たれたのだが、この件はいつになっても話さないでおこう、すごく面白い話なんだけど。