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仕事に役立つ映画。

今日は仕事に役立つ映画を紹介しようと思います。

はいこれ。

スクールオブロック。いやー面白かった。

ストリーは必然性や設定にちょっと無理があるので、映画に入りにくいところはあった。

だがしかし、ジャック・ブラックが演じる。似非教師、デューイ。が凄かった。

(仕事がないので、教員免許を持っていないにもかかわらず、友人に成りすまして、学校の非常勤講師として働く、デューイ)

デューイはただただ、バンドをしたくて子供たちを利用するのだが、教育の仕方が、本当に面白い。っていうか素晴らしい。の一言に尽きる。

医療・介護職をしている人、これから目指す人は、是非見ていただきたい。

どうしても、他の同業者のブログやSNSを見ていると、ネット上で同職種や多職種の悪口や批判が多いように思う。私もブログを書いていると気は付けているが、批判めいたことを言うダークサイドに流されがちにどうしてもなってしまう。

また、患者さんや親等々と話していて、「それは違います」「こうした方がいい」とか軌道修正や否定めいたことを言ってしまうことがある。

確かに患者教育として生活習慣の修正や行動変容を促す場合に、どうしてもそうなってしまいがちである。

しかし、デューイは違っていた。

子供たちから無理難題の注文を付けられても何一つ。「NO」を言わない。

「おっ!それいいね」

「うーーん。やってみよう」

「わかった。OK]

すべて、子供たちの意見に対して絶対的に肯定しながら話を進め、自分の目的(バンドを組んでバンドコンテストで優勝すること)を達成させていくのである。

全肯定だからといって、ただ、「はいはい」と、子供たちの言いなりになっているのではない。

不平不満を言う子供たちの特徴や特性・得意分野をちゃんと見極めたうえで、適材適所に役割を振っていく。また、

「あなたは、こんな特技があるじゃないか、俺の言う仕事を誰よりもうまくできるのはお前しかいないんだよ」

と、不平を言ってくる子供に対して、やって欲しい役割を担ってもらう技が絶妙。

これは、リハビリテーション治療でも有効な方法である。

脳は怠惰な器官である。

「したくない」「めんどくさい」「誰かやってよ」

と、機能することを極端に嫌う。

否定は脳を拒絶させる。かといって、ストレスフリーでは脳萎縮を助長する。

では、やってもらいたい訓練を患者さんに行ってもらうためには、このデューイの技がとっても役立つのである。

目的(やってもらいたい訓練)を達成するためには、脳に「ちょっとやってもいいかぽ」と思わせなければならないのだ。

「痩せたい」「痛い」「眠れない」「すぐ転ぶ」等々

病院には様々な訴えを患者さんたちはしてこられる。しかし・・・

「痩せたいんですか。ならば、基礎代謝量を上げるために一日時速4キロ以上で2時間歩いて、一日800kcal以下の食事にしてください。」

といっても、誰もしない。絶対痩せるのだが、誰もしない。

「痩せたい」と言う思いと「やりたくない」と言う思いを患者さんは天秤にかけて、「やりたくない」が脳内裁判で勝利してしまうからである。

なので、このデューイの手法を用いれば、患者さんの脳内裁判での勝率が劇的に高くなるのである。

これは、必見の映画ですぞ。興味がわいた方はぜひぜひ、ご覧ください。

(*- -)(*_ _)ペコリ

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