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コンテンツ会議&推薦図書  マンガ篇

まんが離れ。だってさ。驚きですね。

私が子供の頃は、まだまだ漫画に対する偏見が大きかった時代。中学生になって「少年ジャンプ」なんて読んでいるとオヤジに

「お前、中学生にもなってそんなもん読んでたらアホになるから、新聞を読め」

とか

「漫画なんて子供の読むものだ。高校生にもなって何を読んどるんだ」

と、怒られながらもこっそり読んだもんですよ。

私が愛してやまない「マンガ」という表現媒体が廃れていくのは忍びない。
なのでまんが離れに一石を投じるべく、数千冊ある私の蔵書の中でこれは面白いよ。って逸品をご紹介していきたいと思います。


(親元を離れて暮らすようになってからマンガを買いまくったんですね~。抑制すると反動がでかいんですね~。チョコレート工場のチャーリーさんと同じですね~。(笑))

まず、私のスラムダンクやデスノート、ドラゴンボール、こち亀的なメジャーどころは後回しにして今日はマニアックなところを攻めますね。
ついてこれた方はマンガ道準2級を勝手に贈呈しましょう(笑)


まずは、ビッグ 錠先生のやぐら嵐 (1976年、週刊少年キング連載、ナガオカコミックス、永岡書店、全5巻)

これ凄い面白い。何と言ってもこの漫画の面白いところといえば、主人公が、序二段ってところ。「やぐら嵐」の主人公は、お相撲ピラミッドの最下層から二番目の、序二段なのだ。序の口じゃなくて、序二段ってところが、相撲ファンの私も、グッとくるところです。大相撲では、ヤッパリ花形は幕内力士。それをあえての序二段。流石ビッグ錠先生といったところでしょうか。(笑)あなたの知らない序二段の世界を堪能できるかもしれません。しかも、たったの5巻で完結なので、お手軽感も半端ない。ご一読いただければと思います。(*- -)(*_ _)ペコリ


相撲ファンなら一読の価値のある一品である。


さぁ、お次は『週刊少年ジャンプ』(集英社)『侍ジャイアンツ』(さむらいジャイアンツ)原作:梶原一騎、作画:井上コオ。


いやーまねした。まねした。ゴムボールをむにゅって潰して両手を広げて回転して「魔球」たらなんたらいいながらボールを投げる。実際には魔球は怒らず目が回って自分がコケルだけなのだが、必死になって一日中家の壁相手に魔球を投げたものです。

ちばてつや先生の「あした天気になあれ」「週刊少年マガジン」(講談社)

親父のゴルフのドライバーを持ち出して、公園で「ちゃーしゅーめーんーーーー!!!」ってプラスチックの穴の開いた練習用ボールを飛ばしたものです。地面叩きまくってシフトが曲がりあわてて隠ぺいしたものです。(笑)

明日天気になあれの連載が終わった時、ちばてつや先生が「この作品を書き始めたころは髪の毛が間が黒々としていたのに、今ではもう白髪のお爺さんだ。」と言っておられたのが印象的なマンガです。本当に長い連載でしたからね。ちば先生「おつ」です(*- -)(*_ _)ペコリ

続いての紹介は月間少年マガジンで連載されていた、「それいけ岩清水」(1980年 - 1981年)

小林まこと先生の大ヒット作「1・2の三四郎」で出てきたキャラクターを思わず主人公にして思わず書いちゃった作品。

私の大好きなマンガ家、小林まこと先生がなんか適当に好きなことやってる感がたまらない。編集の人と酒でも飲んで盛り上がったついでに書いたんだろうなぁ~。って臭いがプンプンする。全二巻ってところがまた、適当に書いてすぐ終わったんだろうな感を醸し出している(笑)


「静かなるドン」で有名な新田たつお先生の作品から一つ紹介しましょう。

『別冊漫画アクション』(双葉社)で連載されていた『ビッグマグナム 黒岩先生』

文部省からやってきた特殊工作員的な国家公務員が全国の不良が集まる学校を巡って世直ししていく。ただの先生ものとあなどるなかれ、この黒岩先生は44マグナムやウージーと言った銃器で生徒を打ちまくって不良少年たちを更生させていくというハチャメチャストーリー。

設定に無理がありまくって作者が四苦八苦している感がたまらなく面白い作品です。(笑)

『ビッグマグナム 黒岩先生』マニアックな作品と言って紹介を始めましたが、実は・・・・

映画化しているんですね~。びっくりですね。

主演はあの伝説の漫才師横山やすしさんです。これまた驚きですね~。

「静かなるドン」では見られない新田たつお先生の魅力がたっぷり詰まった作品ですご一読ください。(*- -)(*_ _)ペコリ

たったの3作品紹介しただけで結構な分量になるなぁ。こりゃ大変だ。でも、ちょっと楽しいから、シリーズで書こうかなこれ。


ちょっとはマンガ読みたくなって頂けただろうか。日本の漫画はもはや日本文化です。マンガを読みましょう(笑)

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