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お笑い芸人

JKの会話で出てきそうな「芸能人で誰が好き?」的な感じで「好きなお笑い芸人って誰ですか?」みたいな会話が時々出てくる。私はそう聞かれていつもすぐには答えられない。数が多すぎるからである。また、かるーい感じで、自分の持ち時間が少ない場面。忘年会や合コンなどたくさんの人がいるうちの一人だった場合の一人が答える尺は長くて30秒程度。そんな尺では到底語れない。多分、お笑い芸人さんたちをリスペクトしまくっているからだからだろう。


と、言う訳で今日は、「お笑い」について書いてみよう。


枝雀師匠、藤山寛美、花紀京、横山ホットブラザーズ。東京コミックショー。私が心の師匠と崇め奉る人たちである。


小学校高学年だったか、中学生の時、吉本興業の養成校NSCができた。元来私は、お笑い好きで、小学校での催しで、落語をやったり、新喜劇のような劇を作ったりしていたので、親や先生たちはこぞって私に高校卒業したら、NSCに入れと言っていた。


親父は親父で、「よし、俺の博打仲間で蝶々先生(ミヤコ蝶々)の弟子がおるさかい、口きいたるわ」と、変に乗り気だった。


オカンはオカンで親父が松竹押しで来ると


「何言うてんのあんた、松竹なんて右肩下がりやで、今は吉本や、新喜劇かて岡八郎とか古参が首なってもうて、心機一転や。今がチャンスなんや」


と、お前誰やねん。って突っ込みを入れたくなるようなリベートが本人(私)を差し置いて、ご夫婦間で繰り広げられていた。


そんな、さなか私はと言うと。そんなことが、できるはずがない。あの人たち(お笑い芸人さん)は選ばれし神々なのだ~。と、心底思っていたので、頑なに拒否していた。


笑いは数学、方程式。時代とニーズを読み解くことのできる卓越した数学者にのみに笑いの神様は降りてきてくれるのだ~。だからそんな神業を常人にできるはずがない!!


と当時は本気で思っていた。なので、お笑いの事務所には入らず、普通の芸能事務所に入ったんですね~。


「芸人になる」と言って、親御さんたちに大反対されて今芸人になっている人たちからすると、うちの家族は変わっているのだろうなぁ~。まぁ、これが浪花クオリティーってことで(笑)

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