金継ぎでガラス製品を直す方法
ガラスのグラス、お皿なども金継ぎの方法で直すことが出来ます。
割れてしまったものも、欠けてしまったものも直せます。
ワイングラスの足の部分もよく割ってしまいますが、直すことができますよ。
グラスは欠けさせてしまう事が多いですよね。
こちらのガラスのピッチャーは欠けていたのを直して、銀色で仕上げました。直しても逆に良い感じになったりもします。
そしてやっぱり私は銀色で直すのが好きです。
今回はこちらの花瓶を直した時の様子をご紹介します。
前回までの陶器や磁器の食器を直す時と、今回のガラス製品を直す時との一番の違いは、ガラスは直した部分が後ろから見えてしまうという事です。
ですので、裏から見える部分もまずは金、銀をつけたり、漆を塗ったりしておきます。
今回はピンク色の花瓶に合わせてピンク色の漆をで仕上げようと思い、裏にもピンク色を塗りました。
その後、くっつけていきます。今回は食品に使わない花瓶を直すので、瞬間接着剤を使用してつけました。
そしていつものように漆と砥の粉という土を混ぜた物を隙間に埋めていきます。
その後、形にそってきれいにヤスリでけずり、何度か漆を塗り重ね、
仕上げにピンク色の漆を塗ります。
漆で隙間も埋まり、何度か塗るので水漏れもしません。
とても複雑な割れ方をしていたので、大変でしたが、また使えるようになりました。
大切なガラス製品が割れてしまった時も、ぜひ直してみて下さい。
私も酔っぱらって割ったワイングラスを捨てなければ良かったよ…。
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