函館②センチュリーマリーナ函館の素敵な滞在
七十二候は涼風至(すずかぜいたる)、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
風鈴の音色が涼しさの幻想を抱かせるように、言葉で脳内に涼しさのイメージを膨らませて現実逃避、ということでしょうか。
前回に続き、2021年7月の函館旅行のお話です。
函館の何が良かったって、滞在したホテルですよ。
センチュリーマリーナ函館。
まずお風呂が良い。内湯のフロアと露天のフロア、２階建。
しかも、最上階にある露天風呂は、とても広々。
インフィニティプールならぬ、インフィニティ露天風呂。
ザ・開放感。
さらに、そんな大きなお風呂をなんと貸切状態で入れるという。
閑散としたコロナ禍、あるいは平日の特権。
大浴場で泳いではいけない、という文言が脳内をよぎりつつ、泳がずにはいられないのが私。スーイスイと、脚を浮かせて、前足ならぬ腕で２足歩行。つまり、正確には泳いでいない。セーフ。
何回入ったか知れない。いやはや、最高でした。サウナもあった。
もう一つ最高だったのは、朝食。
すごく楽しかった。バイキングはあまり好きではない母と私が楽しかったので、みんな楽しめると思う。
本当に色々なものがあり。ドリンクの種類も豊富。
１つだけコメントしておくと、牛乳瓶は替えた方がいいと思う。
蓋を閉める時、思いっきり手が滑って瓶が落下、床に牛乳ぶちまけました。
周りに人がいなかったのが不幸中の幸い。
正確には１名いたけれど、多分かかってないと思われる。
その後、床はスタッフの方が拭いてくれました。
その節はご迷惑をおかけしました・・・。
言い訳がましいけど、コロナ対策のために着けなければいけなかったビニールの手袋のせいです。ビニールで瓶を持つ、とても滑りやすいのです。
兎に角、私の失態以降改善されていなければ、みなさまどうぞご注意くださいませ。
そんな迷惑をかけながらも、めげずに(?)朝食を堪能しましたとさ。
大好きなマグロも取り放題（事前に仕入れた情報ではトロもあったのだけど、時期の問題かトロは無かったのは残念。)、小さな蒸籠に入った点心もあれば、ウニor鰻の焼きおにぎり茶漬けなんて凝ったものまであり。
ジャムやソースの種類も豊富で、全種類をヨーグルトにトッピングすると、まるでパレットのようになりましたとさ。
特に人参のディップが美味しかった。
そんな盛り沢山なのに、なぜかテーブルオーダーできる小鍋もあるという。
２日目がブイヤベースだったので頼んでみたら、なんとまあクオリティの高いこと。海老の出汁！
テーブルにさり気なくPOPが立ててあるだけなので、気付かない人も多い気がする。しかし、これは頼まないと損ですよ、みなさん。
兎に角、食べたいものだらけ間違いなしなので、１泊で胃袋をいじめるのではなく、ぜひ連泊して下さい。
一応懸念点もある。それはホテルのキャパシティに対して、朝食スペースが狭いということ。
だから、泊まる日によっては、ゆったりと朝食を楽しめないかも・・・？
ちなみに、このホテルの向かいには、函館国際ホテル、その向こうにはラビスタ函館ベイ、と並んで建っている。
どれも評価が高く、どれも朝食のバイキングに力を入れているという。
悩める３択。
向かいを眺めながら、次は函館国際ホテルに泊まってみたいね～なんて母と言っておりました。
食べ放題、で思い出すのは、珍味屋さんの試食。
函館市場の少し外れたところにある、土田水産。
塩辛好きの姉へのお土産に、と市場を物色すると、客引きに興醒め。
そこでGoogle mapを見てみたら、やたら評価の高いお店が一つ。
行ってみると、お店の人はテレビに夢中。
すみません、に無反応だったからか、何故か母が大声で呼んだら、文字通り飛び上がって出てきてくれて。
試食しますか？と。
あら、嬉しい、と思って待っていると、出てきたのがコレ。
これはビールが欲しくなるね、と言っていたら、
「ノンアルで良ければ出しますよ」
ノンアルのビールはあまり好きではないという理由でお断りしましたが、なんですか、このサービス精神。
いや、商売上手と言うべきか。
なぜなら、全種類めちゃくちゃ美味しかったから。全部ほしくなる。
しかも、こんな風に先に試食という名の善意を出されたら、報復の精神が働くので、買ってお返ししなければならない、という思考が無意識に芽生えるのです。
詳しくは『影響力の武器』を読んでいただきたいのですが、このお店に関して言えば、それを考慮してもお勧めしたい。
ネットでも買えるので是非。ビール、日本酒のアテに。
定番の松前漬、いかの塩辛はもちろん、辛いもの好きにはつぶの豆板醤漬を試してほしい。とりあえずハズレはないと思う。
勝手にPRに励んだところで、今日はこの辺で。
ごきげんよう。
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