地元の駅から家の近くまで追いかけられました

その日は飲み会でした。学生時代の友人と3人で天満にて飲み会が開催。お酒だけじゃなく、料理も美味しく満足して帰りました。

夏だったこともあり、白のノースリーブのワンピースを着用し、サンダルは走れるようにぺったんこ。

一緒に住んでいるわけではないけど、「今駅に着いた。」などのメッセージを送ったりしていました。

地元の駅に到着し、たくさんの人が一緒に降りました。ロータリーには小さなベンチが設置されている公園もあり、たまにお酒を飲んでのんびりしている人もいます。
その公園から「白、緑、黒」など女性が着ている服の色を口に出しているおじさんが1人。私は何だか怖くなり見向きもせず早足で歩きました。

駅の近くにある団地の駐車場が近道になるため、人通りは多いはずですが、その日は夜10時前後だったのでいつもより人が少ないのです。

「おい!白いの!」

後ろから声をかけられました。
公園で服の色を声に出していたおじさん。

「えっ!」

私は思わず振り向いてしまい、おじさんが走ってきたので私もダッシュで走りました。

「おい!待て!ストップ!」

怖くて、怖くて、ひたすら走り何とか逃げ切りました。

恋人に電話しても繋がらず、諦めて家まで走り何とか帰ることができました。
それから数分後、折り返しがあり先ほどの一部始終を話すとめちゃくちゃ後悔した声で「ごめんな」と謝罪されました。何も悪くないのに。

それ以来、そのおじさんを見かけることはありませんでした。

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