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まずは自分がいるのだから

人はひとりでは生きていけない。ひとりでは生きていけないけれど、自分で立てないときはとても苦しい。自分の足で立ってていなくて、周りの支えがはずれてしまったらどうなるんだろうと思ってしまうから。

いつも自分の中に安心感を持っていられると、自分で立っていられる。大切なのは、安心感は自分の内側に求めることだと思う。自分だけは最後の最後まで、自分から離れないから。何かに左右されない安心感をつくることが必要だ。

じゃあ自分で自分に安心感を持てるには?
ひとりの時間をどのくらい持てているか、ひとりの時にどんな気分でいるか、自分の好きなものは何か。そういった自分のことを細かく見てみる。

自分のことをよく分かろうとすると、だんだん自分自身に対する気持ちが芽生えてくる。自分って大事だなとか、よく頑張ってるなとか、自分のお願いごとを叶えてあげたいなとか。

自分をよく観察しているとそんなふうに自分を見守っているような感覚になる。だぶんこれが自分に対する安心感になるのだと思う。いつも自分のことを見ていてくれる存在は自分自身なのだと気づく。

それが分かるまでは何年もかかるかもしれないし、やっぱりうまく立てない時だってあるかもしれない。けれど、安心できる居場所はちゃんとつくれることは確かだ。

そのためにも、ふだんから自分をよく見る時間は重ねていくといい。まずは自分がいるのだから、と思えるまで。

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