自分を表現することで
幸福感を持ったり、満たされた気持ちになるためには、自分自身を表現することが欠かせない。
自分自身を表現するというのは、何か特別に文章を書いたり、作品をつくったりして大勢の人に向けて伝えることじゃない。
もっと小さな表現でいい。
喜怒哀楽を言葉にして人に伝えたり、自分の想いや意思を伝えたり、そんなふうに簡単なことでいい。自分の中に気持ちが湧いたときに、伝えたいと思ったときに、すぐに伝えること。忘れないうちに。
もちろん、特に気持ちを伝えるときには言葉を選んでから相手に伝えなくてはならない。けれども、自分の心の中に生まれたものを外に出していこう。
そうやって自分を外に出していくうちに、「私はこの世界にちゃんと存在しているんだな」と自覚を持てるようになるから。
デカルトが「我思う、ゆえに我あり」という言葉を残している。私がこのnoteで言いたいことはデカルトのこの言葉が意味していることからは少しずれるかもしれない。
でも「私は今、こんな気持ちでこう思っているんだ」と自分の思っていることを意識できたとき、人に自分の中身を言葉で伝えられたとき、今この時間を生きていることが手に取るように分かる。
生きているんだという感覚が分かれば、この世界に自分がしっかりと両足をついている気持ちになる。心が今ここに戻ってくる。
ひとつひとつのことを、こなしていけばいい。何も急ぎ焦ることは無い。ただ自分の今日を生きるのだ。そう思えるようになる。
だからすこしでも、自分を表現していよう。
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