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「自分らしさ」より大事なこと

自分は何がしたいのかとか、どう在りたいのかとか、自分自身について考えたことのある人なら、「自分らしさ」について考えてみたこともあると思う。

「自分らしさ」については色んな考え方があると思うけれど、ここでは私が個人的に思うことを書いてみよう。

私は「自分らしさ」よりも大事なことがあると感じている。究極のところ、「自分らしさ」が何なのか考える必要は無いと思う。

それよりも、日々の中で体験することを通して自分がどんなふうに感じるか(つまり自分の感性)が大事だと思っている。

そもそも「自分らしさ」を自分で把握することは、とても難しい。人から見て「あの人はこんな人だよね」とその人らしさを感じ取ることはできても、自分自身のことを自分で感じ取ることは大変だ。それに自分という存在は毎日少しずつ変わっていくから、「自分らしさ」を考えれば考えるほど分からなくなる。

そもそも、本当は「自分らしさ」なんて存在しないのだと思う。

でも今自分が何を感じているか、何を思うか、どんな気持ちなのかは自分で知ることができる。

「何をどう感じるか」

そこに人それぞれの個性が表れる。

だから自分の感性を大事にしていよう。自分がいま何をどう思っているのか分かれば、自分自身を深く知り、人のことも深く知ることができるようになるから。

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