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インタビュー原稿、その1

おことわり

この文章は僕が『月刊群雛 (GunSu) 2015年 04月号 ~ インディーズ作家を応援するマガジン』に寄稿したインタビュー原稿を再構成した上で再掲したものです。

本文

・タイトル(~ 12文字)

供犠を巡る物語~ヱヴァQ編~

・キャッチコピー(10~20 字)

古典が紐解く『ヱヴァQ』の混沌と力学

・作品概要、テーマ(200~400字)

僕が『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を観た後に最初につぶやいた言葉は
「内ゲバじゃねーかよ……」
でした。

その「心のしこり」を抱えていた時に、聖書やドストエフスキーに記された言葉がヒントになりました。「想念に取り憑かれた人間たち」が引き起こす悲劇を『ヱヴァQ』の中に見ました。

── まず簡単に自己紹介をお願いします

有坂汀(ありさか・みぎわ @ARIKASAKAMigiwa)。北海道釧路市にて生を受け、札幌のある私立大学に入学するも、「ぼんやりとした不安」に苛まれ学業を放擲。スーパーマーケットでの精肉加工、施設警備員、塾講師やイベント会場の什器設営などのさまざまなアルバイトをし、中退後就職を機に上京。商品先物取引会社の営業を皮切りに、現場作業員、ドライバーなどさまざまな職業を経験した後に執筆生活に入る。

── この作品を制作したきっかけを教えてください

自分の人生の中でこの作品における主人公、碇シンジ君と(詳しくは書けませんが)ほぼ似たような経験をしたため。

── この作品の制作にあたって影響を受けた作家や作品を教えてください

・『カラマーゾフの兄弟』1~5巻(光文社古典新訳文庫)ドストエフスキー 亀山郁夫訳 光文社

・『国家論―日本社会をどう強化するか』(NHKブックス)佐藤優 日本放送出版協会

・『ロシア 闇と魂の国家』(文春新書)亀山郁夫・佐藤優 文藝春秋

・『中核VS革マル』上下巻(講談社文庫)立花隆 講談社

・『悪霊』1~3巻・別巻(光文社古典新訳文庫)ドストエフスキー 亀山郁夫訳 光文社

・『直感はわりと正しい 内田樹の大市民講座 (朝日文庫)』内田樹 朝日新聞出版

など。

── この作品のターゲットはどんな人ですか

大体20代以上の男女の方で、週に最低1冊でも読書習慣のある人だともっといいのかなと。

── この作品の制作にはどれくらい時間がかかりましたか

すでにあるブログを加筆訂正したものなので2~3日程度でしょうか?

── ブログに書くときにはどれくらい時間がかかりましたか

本編を見るのは1時間半ですが、関連資料や文献を読み込み、一度、紙にも下書きをしておりますので約半年といったところでしょうか。

── 作品の宣伝はどのような手段を用いていますか

自分のサイトやブログに加えて、ツイッターやフェイスブックなどのSNS。メールマガジン。

── 作品を制作する上で困っていることは何ですか

時間がうまく取れないことと、一切を「間借り」の状態で行っているのでそこを何とかしたいです。

── 注目している作家またはお気に入り作品を教えてください

純文学ですと平野啓一郎(ひらの・けいいちろう)氏の『ドーン(講談社文庫)』。

大衆文学では故・なかにし礼(なかにし・れい)氏の『赤い月(上) (下)(岩波現代文庫)』


です。


── 今後の活動予定や目標を教えてください

書評活動をメインに電子書籍とPODを利用した紙の書籍を年に2冊から4冊程度刊行し、紙媒体にも発表を行っていきたい。電子書籍の各プラットフォームや自身のオンラインストアにも自作の配架を急ぎたいです。

── 最後に、読者へ向けて一言お願いします

かなり難しいかとは思われますが、こういう解釈もあっていいのではないかなと、現在でも思っております。

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