見出し画像

店員さんの接客で満たされた気持ちになったのは「なぜ」?


どこにでもいる普通の店員さんに接客を受けて
なぜか、いつもは感じないような幸福感を感じました。

食べ物もいつもより美味しいし、帰る足取りも軽い。

なぜそうなったのか考え、
これは生きる上で大切にしたい価値観だったので記しておきます。



シーン1

画像1

とある日、脱毛の予約があり、ついでにずっと行きたかったインドカレーの店に行くことを決めていました。朝からずっと楽しみにしていてランチメニューも調べて注文するメニューさえ事前に確認。

脱毛が終わって、まあまあ離れていたので15分くらい歩き
着いた暁にはなんと閉店。

ランチタイムは14時30分まで。
現在時刻は14時43分。

そこまで調べていなかった私が悪いので、無言で引き返します。


仕方がないので、久しぶりにマックに行くことに。
【チキンタツタめんたいチーズ】を食べてみたくて行ったけど、
なんとその店舗では販売終了。
またもや、ありつけませんでした…。


その為、近くにあるトンカツ屋さんに行くことに。
ごく普通のどこにでもあるトンカツ屋さんです。
そこで1000円のランチメニューを注文しました。
ローストンカツ、カニクリームコロッケ、小鉢、みそ汁、ご飯、キャベツのセットです。みそ汁、ご飯、キャベツはお替わり自由。

久しぶりのトンカツはもう美味しくて、サクサクでジューシーで
ご飯やキャベツと一緒に食べるともう最高です。
そのまま食べてもお肉のジューシーさを味わえますし、
すりごまとソースをかけても味に深みが出て、更に美味しくなります!

夢中で食べていると私に欲が生まれました。




「キャベツもっと食べたい…(*'ω'*)」


でも店員さん呼ぶのちょっと恥ずかしいな。
やっぱり我慢しようかな…。


そんなことを考えていると


「キャベツのお替わりいかがですか?(^^)」


ベストなタイミングで話しかけてくれたんです!

つかさずお願いし、バクバク食べてしまいました。
その後も定期的に話しかけて下さるので、結局3回もお替わりしました!(笑)
カレーもマックも食べられなかったけど、
野菜いっぱい食べたので結果オーライです!

お会計を済ませ外に出た時は、お腹いっぱいになったし、
でもそれだけではない幸福と高揚感が私を包んでいました。


【こんな気分は久しぶりだ、何でだろう?】



シーン2

画像2


ローソンのプレミアムロールケーキが2倍になって売っているのをご存じですか?ロールケーキ自体が2倍になっていて、値段は2個購入するよりも45円安いんです。毎月5日・6日にしか売っていません。

ロールケーキ大好き民なので、これは買うしかないと思い
忘れないように毎日心に念じ楽しみにして、さっそく買いに行きました。


商品をかごに入れ、さっそく会計へ。

その際に店員さんに話しかけられます。


「このロールケーキ、意外と大きいですよね!」

びっくりして私は咄嗟に、


「これ欲しくて、買いに来ました!」


なぜか店員さんも嬉しそうでした(笑)


帰り際、ロールケーキを買えた嬉しさもそうですが
なぜかやっぱり嬉しいんですよね。


【この前といい、なぜだ…】


私に考えさせるキッカケをくれます。


「なぜ」を考えてみた


シーン1もシーン2も、【思いがけない】から生まれています。

しかもそれは、自分につながる嬉しいことだから。


シーン1では、思っていた時に丁度良くお替わり出来ました。
しかもこの店員さんは、当対応がすごく良くて
当たり前のことですけど明るくて、丁寧で、気遣ってくれて…。
私がバイトしていた時は、慣れてくるとただ業務をこなすだけになってしまっていました。回転率重視。いかに早く仕事を終わらせて帰るか。
そんなことばかり考えていました。

一人一人のお客様に丁寧で、よく見ているそんな印象を受けました。




シーン2では、ロールケーキの2倍を買うなんで好きな人しか倍を食べたいと思わないですよね(笑)それを自然に察して「大きくていいですよね~」と言って貰って肯定された気持ちと共感を感じたんだと思います。

きっとあの店員さんもロールケーキが好きに違いありません!(笑)


思いがけず、自分にとって嬉しい接客をしてもらって
期待以上のものを感じることができたから
幸福感に包まれたんだと思います。

ただ食べただけでも、きっと私は美味しいと言います。
でもそれ以上のものを感じたのは、店員さんの対応が心地良かったから。


ここから考えたのは、接客業、販売員、営業の人全員に言えることですが
商品の付加価値以上のものつけてこそ、プロであるのかなと。

たぶん、ただ売ることは誰にでも出来るんですよ。
教えてもらった通りにやるだけだからね。

しかし、商品以上のものを感じて貰って初めて
購入して良かったと思って貰えるのかなと思います。

たぶんこのような接客じゃなかったら、ただお腹いっぱいで終わっていたでしょう。何かを買ったら買ったで、「まあこんなもんだよな」くらいで終わると思うんです。期待通りというか。購入してさらに良かったと思ったときって、期待を超えたときに感じやすいし、人から人でしか伝えられないものを添えることが大切なのかなと考えさせられました。

私はあのトンカツ屋さんでまた食べたいと思うし、
ロールケーキも色んな人におススメしていました。

本当に些細なことで、たぶん店員さんも何気なくやったことだけど
私にとっては期待以上の出来事だったんです。


付加価値をつけることは、きっと慣れてきたり数字に追われているときこそ
見失いがちになると思います。

そんな時こそ、考えるようにしたいです。



【どうしたら、相手にとっての価値になるのか】 と。


画像3




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?