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Leica M3をお迎え。1本目のフィルム

今年で70周年を迎えるというLeica M3をお迎えしました。もちろんフィルムカメラです。

凛とした佇まい。



生きているといろいろ起こるもので、お仕事で、あのハービー・山口さんとトークイベントでご一緒させていただく機会がありました。

シンガーソングライター水咲加奈さんとの月イチトークショー。スペシャルゲストで、加奈さんのアー写も撮影されているハービーさんを招きしての会。カメラのシャッター音を楽器に見立てたセッションも🎵たのしかった。

折しも私は、クルマをフォルクスワーゲンのup!GTIに替えたところで、フロントグリルの赤ラインにちなみ、ジウジアーロデザインのNikonのF3をお迎えしたところでした。

こちらも名機。マジでかっこいい。意外と標準の50mm f1.4のレンズを入手するのが困難だった。カメラ屋さん3件目にして、ようやく故障やカビのないものに出会えました。
やっぱりフジヤカメラさん!

でも、ハービーさんのお話を伺ったりしているうちに、やはり手持ちのMマウントレンズでも、フィルムで撮影してみたくなったのです。
完全にフィルムカメラにハマりすぎて、OLYMPUS PEN Sから数えて3台も、一ヶ月の間にお迎えしてしまったというビョーキ状態。

Mマウントレンズ(ライカや、大好きなフォクトレンダー)を使うのなら、絞り優先AEのあるBESSA R2Aも、気楽だしいいなと思い、散々悩んだのですが、フジヤカメラさんで実際に手に取らせてもらったら、完全にM3に魂を持っていかれました。
手にした時の質感、そして何よりもそのシャッター音。
カチッっと静かに止まる250分の1。(←やられてる)

一旦両方取り置きして帰り、少し冷静になって考えてから、
「やっぱりM3だ!きっと後悔しない!」と心に決めたのでした。

右が愛用のM10-P。揃うとさらにカッコよく見えます。

最近ね、お仕事が、立て込み続けて、ちょっと現実逃避も入ってるんですかね。忙しくなると趣味にも爆走するという、もともとヤバい習性があります…
フジヤカメラさんが家からわりと近いっていうのも、
マズいですね….(苦笑)

とはいえ、酷暑だし、フォトウォークに出かける時間のゆとりもないのだけど、取材帰りなど、隙あらば撮ろうという魂胆です。

ただし露出計を使って、じっくりゆっくり…とやっていると、またあまりフィルムカメラ楽しくなくなっちゃうかなぁ…と。私はそれで、結局PENTAX SPとかバルナックライカとか、あまり使わなくなっちゃったんです。

先日お迎えしたOLYMPUS PEN Sが、わりとサクサク気楽にとれて楽しかったので、Leica M3も、せっかくなら露出の感覚も体で覚えていこう!と心に決めて、いきなりすべて自力の当て勘で、フィルムを取り切ることに決めました(無謀)。

仕事帰りにサクサクと、あっという間に36枚取り切りました。ちょうど渋谷で取材があったので、街の様子などを。レンズはSummicron 50mm F2です。

撮れているか、実に心配でしたね。でも非常にワクワクしました!こんなワクワクは、ほかでは味わえない。完全にカメラに恋をしております。

ストリートピアノを元気に弾く少年。ジャズ。うまい。


ド失敗写真こそなかったけれど、イメージとはけっこう違っていましたね。フィルムカメラのランニングコストを抑えようと、2万5千円程度のフィルムスキャナーを買い、自分でデータ化しているので、どうしても色味などの限界はありそうです。青が強く出てしまう。

夏休みの渋谷。
フィルムだと、開放で撮る意識、薄れます。
これか。Mのスナップの楽しさとは。
走るトラックを少しだけ流す感じにしたかったのに、SSの失敗。トラック消えた(笑)
明るさが、どうにもこうにも…
こちらは阿佐ヶ谷。

露出計なしのフルマニュアルで、真っ黒けっけとか、真っ白白とかの写真はなかっただけに、初めての1本としてはまぁまぁなのですが、もっともっと、自分の好きな感じに近づけたい。色味調整とかレンズ選びとか、無限に探るべきポイントはあります。カメラという趣味に出会えて、ほんとよかった。ほんと一生飽きる気がしません。

お仕事もがんばろ…っと。

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