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コーヒーの循環する仕組み構想(妄想)。

毎日飲むコーヒー。

そのコーヒーはどこから来て、どこに向かうのか。

コーヒーをいれるバリスタとして、焙煎するロースターとして、豆を販売する小売業者として、美味しいコーヒーをお客さんに届けることや、美味しさを伝えることにフォーカスしてきたここ数年。

コーヒーがどこから来て、そのコーヒーの美味しさをどうお客様に伝えるか、ということを考えるばかりで、消費されたあとのコーヒーについては考えていませんでした。興味がなかったというか、全く知らないがために、考えることがなかったんです。

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きっかけは地球温暖化

地球温暖化や異常気象の影響を大きく受けて、年々栽培が難しくなっている生産地のことを知り、少しずつ何か出来ることはないかな?と思い始めたことが使用済みコーヒーの行末を考えるきかっけです。

普段飲んでいるコーヒーは、コーヒーの種子の部分で。

種子を取り出す過程でかなりの手間はかかるし、実の部分は捨てられることも多く、加工過程で汚水を排出することもあります。各ロースターに運ばれるまでの配送に、かなりの燃料やコストもかかります。届いたコーヒーは焙煎されて、粉にしたあとに、1度お湯を通してしまえば、あとは捨てられるだけです。

多くの手間やコストをかけて育てられ、届くものなのに、1度お湯を通しただけでゴミとして捨てられるのは、かなりもったいない。そんなことをふわ~っと考えていました。

沖縄での栽培を決意してから、コーヒーで実現したい社会を色々考えているうちにこれだ〜!と思ったのが「コーヒーが循環する仕組み」をつくることでした。

コーヒーが循環する仕組み

「コーヒーが循環するしくみを作る!」

これが私のビジョンであり、ミッションです。

短くまとめると、使用されたコーヒーが廃棄物として捨てられることなく、循環する仕組みが当たり前になる仕組みを作る、ことです。

大手の企業さんだと、お店から出る使用済みのコーヒーを飼料に再利用している会社さんもありますし、海外では、コーヒーカップや燃料にアップサイクルしているところもあります。

使用済みコーヒーを再利用する最大の問題点は、個人や小規模なお店がやるには、コストと時間がかかること。そこから利益を生むのが難しかったり、コストに見合わないことが多く、なかなか腰が重いのが現実です。

小規模ですが、使用済みのコーヒーかすをつかって肥料を作る方も増えてきているので、無理ではないはず。

コーヒーの栽培が出来る沖縄なら、時間はかかるかもしれないけど、コーヒーが循環する仕組みを作るのは可能かもしれないと本気で考え、具体的な構想(妄想)をまとめてみました。

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コーヒーが循環する仕組みの構想(妄想)

具体的な構想(妄想)としては、

①コーヒースタンド事業
コーヒーを伝える場所であり、使用済みコーヒーの回収拠点。

 ②使用済みコーヒーでアップサイクル事業
コーヒー染めのプロダクトづくりや肥料の製造。

③コーヒー農園事業
コーヒーの苗木栽培、コーヒー農園の整備、コーヒー体験づくり。

①コーヒースタンドでコーヒーを販売しながら、使用済みコーヒーをあつめる拠点づくり
→②集めた使用済みコーヒーでプロダクトを作ったり、肥料づくり。
→③使用済みコーヒーからできた肥料を苗木づくりや農園で使用する。
→①苗木や肥料、アップサイクルのプロダクトをコーヒースタンドで販売する。
①→②→ ③→①という感じで、コーヒーが循環する仕組み。

この仕組みをまずは、ローカルで実際に作っていきます。

どのくらいの時間とコストがかかるのかは、やってみないとわからないですが、、、。笑

細かい部分については、もう少し練って後日記事にしようと思います。

まずは、①のコーヒースタンドから、ということで2021年5月現在、沖縄で物件を探し中です。


Coffee makes people smile.

Arisa Higa / ヒガアリサ
Twitter @arisa_coffee
Instagram @arisa_coffee




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