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オーストラリアの健康に対する意識③ ピーナッツバター

こんにちは!
この8月からワーキングホリデーでオーストラリアに来ています。

サムネイルはケーキ屋さんに並んでいたメレンゲですが、今日はメレンゲではなくピーナッツバターに着目します。

「オーストラリアのピーナッツバターは甘くない」という情報は渡豪前から知っていたのですが、お店に売っているピーナッツバターは容量が大きいものばかりで、なかなか挑戦する勇気がありませんでした。
今日、たまたま勤務先で食べる機会があり、口にしてみると本当に甘くなく驚きました。じっくり味わうとほんのりピーナッツの甘さがやってきます。

日本でおなじみの甘いピーナッツバターは、厳密には「ピーナッツクリーム」という名前で、ピーナッツバターとは異なるもののようです。
実際に成分表示を見ると以下のようになっています。

<日本>ソントン・ピーナッツクリーム
水あめ(国内製造)、砂糖、ピーナッツバター、植物油脂、ぶどう糖、乳蛋白、寒天、食塩、風味油/香料、酸味料、増粘多糖類、(一部に乳成分・落花生を含む)

<オーストラリア>Bega・Crunchy Peanut Butter
Roasted Peanuts (85%), Vegetable Oil (Contains Antioxidant (320)), Sugar, Salt.

原材料名は多いものから記載されるので、ピーナッツの含有量の違いは一目瞭然です。ちなみに、オーストラリアの二大スーパーであるColesとWoolworthsのオンラインストアで「Peanuts cream」と検索をかけてましたが、Peanuts creamに該当する商品は出てきませんでした。オーストラリアでは、日本でピーナッツクリームを使用するのと同じ感覚でピーナッツバターを使っているのだと考えられます。

そもそもピーナッツクリームとは、先ほども挙げたソントンが子どもが食べやすいようにと昭和25年頃から加糖ピーナッツバターを作り始めたのがきっかけのようです。ソントンは日本の会社なので、日本に向けて作られた製品、つまりは日本固有のものであると考えられます。
試行錯誤を重ね、今私たちが食べているような、甘くてなめらかなピーナッツクリームの形になりました。

オーストラリア固有の話、というよりは日本固有の話となってしまいました。しかし、ピーナッツバターと聞いて甘いものを思い浮かべてしまう私たちとは違い、ピーナッツ含有量が多く健康に良い食品として思い浮かぶのがオーストラリアのようです。

今までピーナッツバターを食べていたときには、とても甘いことから少し罪悪感を感じていましたが、ここではそのようなことを考えることなく、ピーナッツの持つ素材の味を楽しみたいと思います。

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