「仕事を後回しにする癖」を克服するための考え方

仕事をしていれば、誰しも自分のペースで仕事をしたい、効率よく仕事をしたい。そのために、自分の仕事を優先したい。と考えるのは自然なことだと思います。

 一方、会社における仕事の場合、「組織で行うミッション」を効率よく実行するため、一般的には「役割分担」を行ないますが、それぞれの担当者が高い専門性を保ち、全体最適化を図るには「個人間」の連携(コミュニケーション)が必須となります。風通しの良い組織は、「相談しやすい雰囲気、環境」のレベルが高い。

  

 もし個人が「容易に相談できないような風通しの悪い組織」であると、ボトルネックが発生しやすくなり、組織全体の生産性が下がり、成果の上がらない組織になると思います。

 組織とは、役割分担することで成り立っています。

あえて予定を立て後から実施するならば良いのですが、締め切りに追われるように、手を付け、結果的に他者へ迷惑を掛けてしまうような「締め切り主義」の仕事は極力無くしていきたいところです。 

 

 しかし、このようにやるべきことが後回しになってしまう癖は、決して「意志が弱いとか、性格の問題」という事ではなく、「脳の性質」と考えると対策がしやすくなると思います。

 脳内の神経伝達物質で「ドーパミン」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。ドーパミンが分泌されると、「やる気」や「幸福感」が高まります

 では、「仕事」においてどのようにすればドーパミンを分泌させる事ができるのでしょうか? 

 脳には「側坐核(そくざかく)」という場所があり、そこを刺激するとドーパミンが分泌されることがわかっています。

そのメカニズムは複雑ですが、簡単にいうと「側坐核」は、「行動を行うと活性化する」と言われています。

ただ考えるだけでは「側坐核」が刺激されず、ドーパミンが分泌されにくいため、「やる気が起きない」「後回しにしてしまう」という事につながります。

 仕事のできる人、後回しにしない人の“反対”は「まず実行」する人ですよね。仕事を溜め込む癖のある人は、まず、小さなことでも良いので、手を付ける。

 例えば、案内ハガキを作るなら、ハガキだけでも机の上に置く、メールをするなら、題名だけでも書いておく。

 簡単にできる事をまず「行動」することで、側坐核が刺激され、ドーパミンが刺激され、やる気が起きて、仕事が進む。やることを決めて、アクションしながらアジャストする。(参照記事 仕事はDA,DA,DA

まずは実行する。やる気は後から付いて来るものです。

以上

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