見出し画像

本棚:『患者さまは外国人』

六本木にあった「インターナショナル・クリニック」は外国人専門病院。そして、院長のアクショーノフ先生は無国籍ドクター。看護師として働いていた山本ルミさんが、クリニックでの日々を綴っています(漫画は世鳥アスカさん)。
本書は2014年6月発行と約10年前で、この時点でドクターは90歳と記載があるので、今はどうなっているんだろう…とググってみると、2014年8月にドクターは亡くなられたようで、クリニックも閉院。クリニックは大正時代に建てられた古い洋館で、港区の歴史的建造物に指定されていたようです。
ちなみに山本ルミさんはというと、世界のどこへでも患者さんを迎えに行く「エスコート・ナース」もされており、そういう仕事があるんだなぁと知りました。確かに、海外でケガや病気になった時、日本語で対応してもらえたらすごく安心すると思います。
日々、英語を勉強中の身ですが、英語という言葉だけじゃダメなんだよなぁ、考え方や文化的背景とかも知らないと、コミュニケーションって難しいなぁと思います。最近では機械翻訳がかなり優秀ですが、もともとの英文が文法的に完璧な文章ではないことも多々あるでしょうし、機械翻訳された日本語よりは原文をそのまま理解する方が、ちゃんと意味がわかるよなぁと。まだまだ勉強、ずっと勉強…ですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?