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本棚:『ぼくはお金を使わずに生きることにした』

お金によって、消費者と消費される物とが断絶され、お金の追及が競争社会、資源枯渇や気候変動を招き、このままでは持続可能な社会ではありえないと、「カネなし生活」を送った1年間を綴った本書。
最近気になる言葉が「自給自足」や「オフグリッド」なので、本当にお金を使わずに暮らせるの?というのが、真っ先に浮かんだ興味。いくつかルールはあるけれど、意外とお金を使わなくても暮らせるんだなと思いました。もちろん、自分には完全には真似できないですが、少しでもお金に依存しない暮らしに移行できたらなと思います。

昔に比べて、トイレは本当にきれいになったなと思いますが、温便座にウォシュレット、消音センサー、自動水洗、ハンドドライヤーなど、「本当に電気にやってもらう必要ありますか?」というのは常々思っています。でも、本書で、もっと大事な資源の無駄遣いを見失ってたことに気付きました。水が貴重な資源であるならば、その水(しかも きれいな水)の中におしっこやウンチをするって、おかしな話ですね。さらには排水処理もしないといけないわけで、バイオトイレの方が断然よいのだなと。今後ますます水は貴重な資源となっていくでしょうから、トイレも変わらないといけないよね、と思いました。


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