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本棚:『27000冊ガーデン』

神奈川の県立高校の司書、駒子。カウンターの上に置かれたプレートに書かれているのは「本について相談したいことがあったら なんでも声をかけてね」。持ち込まれるのは、図書室の本に関する相談、というよりは、ちょっと考えただけでは分からないような謎。そして、その謎を解くのは駒子…ではなくて。

タイトルにある「27000冊」って何だろう?と思ったのですが、そうなのかぁ、そのぐらいあるのかぁ、と思いました。図書室が舞台だけあって、実在する本のタイトルがたくさん出てきます。なかには読んだことのある本もあり、嬉しくなりました。高校の司書さんの話というと『図書室のキリギリス』を思い出し、シリーズ3冊 出ているのですが、続きはないのかなぁ~とこちらも気になります。

私にとって司書さんと言えば、中学の図書室にいた司書さん(小学校と高校にはいなかったので)。自分の親と同じぐらいの年齢だったんじゃないかなと思います。私は図書委員ではなかったけれど、友人が図書委員だったので、何度か話したことがあります。その時は、雑談が多かったけれど、おすすめの本とか聞いておけばよかったなぁ。あと、やっぱり図書委員やりたかったなぁ。小学校の頃は図書委員やったことがあるのですが、図書だよりを書いた記憶はあるのと、図書委員で何か劇をした記憶もあるのですが、それ以外に何か仕事をした覚えがないんですよね。
高校の頃によく読んだのは、吉本ばななさんで、ちょっと前に『TUGUMI』を何十年ぶりかで読んで、瑞々しいなと思いました。あの頃の私と今の私で、同じように感じたところもあれば、違うところもあるはずで、昔読んだ本を再び読むのもいいなと思いました。


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