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わたしの本棚

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わたしの読書記録です。
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#山口恵以子

本棚:『おむすび縁結び 食堂のおばちゃん15』

長寿シリーズとなってきました「食堂のおばちゃん」シリーズ。今回は結婚式など、おめでたい話がちらほらある中で、霊能者も出てきて、大丈夫かしら?と心配するものの、裏切らない安心・安定感。 「へぇ~」っと思ったのは、女性の変化は7の倍数の年に起こるとのこと。つい最近の7の倍数の年を思い起こしてみると…。体質の変化というのか、中年になったんだなぁと実感したというか。次の7の倍数の年は、どんなことが起こるのやら。逆に、次の7の倍数の年までは、大きな変化はないと安心していいのかなぁ。

本棚:『昭和の焼きめし 食堂のおばちゃん14』

着々と続いている「食堂のおばちゃん」シリーズ。5話収録されているうち、本書のタイトルとなっているのは第三話ですが、第五話のコロッケが無性に食べたくなりました。 コロッケといえばコロ助(?)ではありますが、私にとってのコロッケの思い出は大学に入学したばかりの頃。一人暮らしのアパートへの引っ越しは、母が一緒だったのですが、引っ越したばかりで、あまりモノがない状態。食事は、ご飯は炊飯器で炊いたものの、おかずは近くのスーパーで買ったお惣菜。そのスーパーで、コロッケ1個 数十円で売って

本棚:『とり天で喝! ゆうれい居酒屋4』

本シリーズの舞台はJR新小岩駅の南口に広がるルミエール商店街の中ほどの一本隣の路地裏にある居酒屋「米屋」。読むたびに、新小岩って住みやすいところなんだな、今度、引っ越すなら新小岩かなぁなんて考えてしまいます。 お話の流れはお決まりで、ご常連以外にやって来たお客はたいてい、本当は違う店に行きたかったのだけれど、あいにく満席で仕方なく入ったのが米屋。しかし、想定外の料理のおいしさに心の鎧が脱げ、いつの間にか悩みなどを打ち明けており、女将さんに救われて、後日、お礼に米屋を訪ねるも見

本棚:『婚活食堂10』

気付けばあっという間に「婚活食堂」シリーズも10作目。なんと3巻までは中国で翻訳出版されており、近々イタリアでも翻訳出版されると書いてあります。ちなみに本書では「食堂のおばちゃん」シリーズの「はじめ食堂」と、「ゆうれい居酒屋」シリーズの登場人物も出てきて、思わずニヤリ。 本作で気になったというか、言われてみれば確かに!と思ったのが、芸人と言えばテレビで見る人しか知らないなと。せっかく東京にいる今こそ、浅草演芸ホールとか行ってみるのもいいかもしれないなと。以前、友人と歌舞伎を観

本棚:『写真館とコロッケ』

「ゆうれい居酒屋」シリーズ第3弾。あとがきによると、今年からは6月と12月に新作が出るようになったとのこと。「食堂のおばちゃん」シリーズ、「婚活食堂」シリーズに続き、こちらも長寿となるといいなぁ。それぞれ、お店のある場所は違っていまして、私はいずれも馴染みがない場所ではありますが、作品のおかげで勝手に身近に感じています。ちなみに本書の舞台は新小岩。新しい駅ビルと昔からのランドマークであるルミエール商店街に行って見ようかな。 「ゆうれい居酒屋」とありますけれど、怖くはなくて、む

本棚:『婚活食堂9』

四谷のしんみち通りにある おでん屋「めぐみ食堂」。舞台のスタートは5月と、おでんには不利な季節ではありますが、いろいろと季節のものを取り揃えています。そして、今回は女将の恵さんにも良縁が…? 友人がお茶を習っており、素敵だな~と思ったものの、思うだけで終わっていましたが、お茶を習うのもいいかもしれないなと本書を読んで思いました。たとえ習わなくとも、作法を知らなくとも、日頃から、ゆったりお茶を味わう時間があればいいなと。「ていねいに」と思いつつも、時間に余裕がなかったり、疲れ

本棚:『バナナケーキの幸福』

母・茜と娘・七のお店、アカナナ洋菓子店の二枚看板は、バナナケーキとダークフルーツケーキ。喫茶店への卸からスタートした店は幸運にも恵まれて、順調に大きくなったものの、二人がお店を始めたきっかけは、突然、茜に言い渡された夫からの離婚…。 休みの日にはケーキを焼いてくれるようなお母さんに憧れたものですが、自分だったら、やっぱり面倒だなと思ってしまうので、母のことをとやかく言えないですね。母曰く、昔は作ったこともあるらしいけれど、父があまり好きではなかったようで、作らなくなったとの

本棚:『初夏の春巻 食堂のおばちゃん13』

今回は「婚活食堂」だけでなく「ゆうれい居酒屋」とリンクするところもあり、思わずニヤリとしてしまいました。終わりの方は、「はじめ食堂」で出会ったわけではないけれど、結婚が決まったのが2組あり、「婚活食堂」みたいだなぁ、なんて思いました。 これまで「はじめ食堂」は消費税導入時も、その後の3回の税率アップにも定価を上げなかったのですが、ここ最近の物価高のため、値上げに踏み切ります。 記憶に新しいのは8%→10%の消費税アップですが、このとき、社員食堂の値段も上がったので、食費上がる

本棚:『スパイシーな鯛 ゆうれい居酒屋2』

山口恵以子さんの本。「ゆうれい居酒屋」もシリーズ化されたとのことで、嬉しいです。途中、「婚活食堂」シリーズと少しリンクするところもありまして、読者には嬉しい計らいと思います。 「ゆうれい」とあるけれど、怖くはなくて、むしろほんわかします。子どもの頃は「ゆうれい」なんて怖かったけど、年を重ねるにつれ、ゆうれいでも会えたら…と思う人が増えてきて、それはそれでいい人に出会えているということでもあるのでしょう。夢の中ではたまに亡き祖父が健在だったり、自分もまだ学生だったりして、たいし

本棚:『婚活食堂8』

気づけばもうシリーズ第8弾。途中、ハラハラする場面もあるのですが、最後はきっとうまく行くはず!という安心感があるのがよいです。 今回は「めぐみ食堂」のはす向かいに「占い居酒屋 ゑんむすび」というタロット占いの店ができます。流行っている店の近くに、似たような店をオープンするというマーケティング戦略。お互いに潰しあわなくても…と素人の私は思ってしまうのですが、立地とか色々 理由があるのでしょう。 先日、よく通っている図書館とは別の図書館に行った帰りに、ふだん利用している系列のスー

本棚:『聖夜のおでん 食堂のおばちゃん12』

「食堂のおばちゃん」シリーズも12冊目と長寿シリーズとなってきました。著者の作品 全て読んではいませんが、途中「メッシタ」の名前が出てきて嬉しくなったのですが、最後は「めぐみ食堂」が登場!お店の名前だけでなく、女将さんも登場。ファンには嬉しいサプライズですね。勘が良い人だとタイトルで気づいたりするのかな? 今作からは「はじめ食堂」のメンバーもちょっと変わりましたが、よい人に恵まれて、常連さんに愛される店であることには変わりなし。 コロナ以降、社員食堂で食べることもほぼなくなり