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わたしの本棚

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わたしの読書記録です。
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#コミックエッセイ

本棚:『自分を好きになりたい。』

わたなべぽんさんのコミックエッセイ。「やめてみた」シリーズが好きですが、こちらは「自己肯定感を上げるためにやってみたこと」。幼少期のつらい思い出とも向き合って、さらにはそれを描く、というのは大変だったんじゃないかなと思います。 子どもの頃の周りからの刷り込み、というのか、呪いというのか、後々まで影響するから、子どもの成長に関わることって、ものすごく大事なんじゃないかと思います。子どもの頃だと、まだ色々と未熟で自分の思ったことをうまく表現できないことは多々あると思うのですが、表

本棚:『お金さま、いらっしゃい!』

ここ最近、立て続けに読んでいたカルト村シリーズのコミックエッセイ。本書は著者の3冊目の作品で、お金が存在しない村で育った著者が一般社会に出てからのお金との付き合いについて書かれています。 お金を使わずに育ったならば、はじめて働いて手にするお金の価値は妥当なのか、感覚がないだろうなぁ~と思いましたが、自分自身も子どもの頃や入社したばかりの頃とでお金に対する感覚は違ってきているわけで。 入社したばかりの頃は、たいして仕事していないのに、こんなにお給料もらっていいの?って思いました

本棚:『カルト村の子守唄』

『カルト村で生まれました。』は初等部の話、『さよなら、カルト村。』は思春期から村を出るまでの話、その次に村を出た後の話である『お金さま、いらっしゃい!』もあるのですが、本書は赤ちゃんの頃を書いた話。そして、両親の話も。そもそも、なんでご両親はカルト村へ⁉と思っていたので、両親の話に興味津々。大学生の頃って、自由だし、自分でいろいろできるし、人生の中でも特殊な時期かもしれませんね。大学入学祝いとして、焼き肉屋に行ったとき、祖父から「オウム真理教と○○党(←とある政党)だけには入

本棚:『さよなら、カルト村。』

『カルト村で生まれました。』の続編。前作では初等部の話でしたが、本書は思春期から村を出るまでの話。初等部の頃に比べると世話係の人もそれほど怖く無さそうでしたが、個別ミーティングなるものはやはり意味不明…。学校休ませてまでやることかしら?と。それから、学校の図書室の本でさえ借りてはいけないだなんて…。子どもの学ぶ機会を、大人が奪ったらダメでしょ!と強く思いました。 本の感想は、ここでも書いてますが、読書メーターにも投稿してまして、他の方の感想でヤマギシ会なるものだと知りました。

本棚:『カルト村で生まれました。』

きっとタイトルだけをテキストで見たら、ぎょっとされるんだろうなぁ。でも、コミックエッセイでして、イラストも可愛いので、怪しげな雰囲気はありません。そして、カルト村というのも、怖いもの見たさがありまして。 著者は19歳までカルト村で共同生活を送ったそうですが、子どもと親は別の村で暮らしており、子どもの世話をする世話係がいるのですが、この世話係がなんとも…。それから、食事は昼と夜の1日2食だったり、部活動が自由に選べなかったり、それはおかしいでしょ!と思うことが多々でてきます。

本棚:『患者さまは外国人』

六本木にあった「インターナショナル・クリニック」は外国人専門病院。そして、院長のアクショーノフ先生は無国籍ドクター。看護師として働いていた山本ルミさんが、クリニックでの日々を綴っています(漫画は世鳥アスカさん)。 本書は2014年6月発行と約10年前で、この時点でドクターは90歳と記載があるので、今はどうなっているんだろう…とググってみると、2014年8月にドクターは亡くなられたようで、クリニックも閉院。クリニックは大正時代に建てられた古い洋館で、港区の歴史的建造物に指定され

本棚:『手相占いであなたの幸せ引き寄せます!』

ある日突然、占い師のおじいさんから声をかけられ占いを始めることになった著者。10年間で のべ2000名も無料で手相を見たそうで、なかなか簡単にできることではないかと…。そもそも、なんの知識も経験もない状態から、じっくり手相を見て占うだなんて、誰でもできることじゃないよなぁ。 若い頃には占いで一喜一憂とまではいかなくとも、雑誌にある星占いなどで「今月は何かいいことあるかも?」とか「何かトラブル起きそうなのか…やだな」とか、気になったりはしていました。しかし、世の中の水瓶座の人

本棚:『いい運気と仲良しになれる!引き寄せ行動術』

イラストレーターをしながら占い師もしている卯野たまごさんのコミックエッセイ。占い師である著者のもとを訪れた悩みを抱える女性たちが、いい運気ちゃんと仲良くなるために実践した行動術とは? 最初に登場する相談者は、やりたいことはあって、やらなきゃいけないこともわかっているけど、やる気が出なくて前に進めない女性。ここでの行動術は、身の回りを整えて「気を流す」こと。読みながら、ずっと気にはなっていたけど、そのままにしていたガスコンロをきれいにしました。 本書にある行動術は、おそらく、

本棚:『夜行バスで出かけましょう』

岡山在住のイラストレーター小川かりんさんのコミックエッセイ『夜行バスで出かけましょう』『もっと夜行バスで出かけましょう』の2冊を連続読み。夜行バスいいじゃん!と興味がわきました。 夜行バスに乗ったのは学生の頃に一度だけ。夜に出発して、朝6時台に東京に着いたのはいいけれど、どうやって予定の時間まで過ごそう…と悩んだように思います。多分どこかで朝食を食べて、お金がないからフラフラしてたのかな…。飛行機の深夜便もそうですが、普段だったら家でのんびりしていたり、もうそろそろ寝ようか

本棚:『日本人のちょっとヘンな英語』

つい最近、とある英単語について、「えぇ~そうだったの!なんか騙されてた気分…」と思うことがあり、きっと私の使っている英語もネイティブからしたら、ヘンな文章なんだろうなとモヤモヤしている中で見つけた本書。図書館で『日本人のちょっとヘンな英語』『日本人のちょっとヘンな英語2』の2冊借りてきました。 学校で習った教科書英語って、時代があってないというのか、ニュアンスが違うというか。せっかく勉強したのに、それが実践に使えなかったら、そりゃ嫌いになるよ…と思います。はたして今の教科書は

本棚:『中年女子、ひとりで移住してみました』

山が好きな著者が各地を転々としてきた中で、いちばん長く暮らした山梨県北杜市での田舎暮らしの体験をもとにしたコミックエッセイ。若者でも定年後の移住でもない。家族で一緒の移住でもない。はたして中年女子ひとりでの移住のコツとは? 田舎育ちだし、ゆくゆくは田舎もしくは郊外で…と思っていますが、そこでハードルとなるのが、おひとりさまということ。好きなテレビ番組が「人生の楽園」なのですが、やっぱ家族で移住が普通だよね~と家族構成などが気になってしまいます。でも本書で、若くなくとも一人で