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本棚:『中年女子、ひとりで移住してみました』

山が好きな著者が各地を転々としてきた中で、いちばん長く暮らした山梨県北杜市での田舎暮らしの体験をもとにしたコミックエッセイ。若者でも定年後の移住でもない。家族で一緒の移住でもない。はたして中年女子ひとりでの移住のコツとは?

田舎育ちだし、ゆくゆくは田舎もしくは郊外で…と思っていますが、そこでハードルとなるのが、おひとりさまということ。好きなテレビ番組が「人生の楽園」なのですが、やっぱ家族で移住が普通だよね~と家族構成などが気になってしまいます。でも本書で、若くなくとも一人でも移住しようと思えばできるんだなと。どうしても気になるのが、生活の糧、仕事ですが、在宅ワークなら可能だし、田舎ならではの仕事もあるだろうし、よくよく考えてみれば自分にもできることあるかもしれないなと思いました。むしろ、物件探しの方が選択肢が少ないのかも?とも思いました。
田舎に移住せずとも、実家に帰れば田舎暮らしとなるのですが(北杜市ではないけれど山梨県内)、たった数日の帰省でも、時間の流れが違うなぁと感じます。ゴールデンウィークに帰省した際は、毎朝、鳥のさえずりってこんなに大きかったっけ?とちょっとびっくり。夏だったら、朝は草刈りの音がにぎやかで。車がないと、めちゃくちゃ不便で、車がない身では、好きな時に好きな場所に行けず、30代前半ぐらいまでは、実家にいるときは、なんだか閉じ込められているような気分だったけれど、今は、いろんな情報からシャットアウトされてて自由かも?と思ったり。
移住に限らず、いくつになっても、いろんなことできるんだよなぁ。


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