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わたしの本棚

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わたしの読書記録です。
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2023年9月の記事一覧

本棚:『小さな思いつき集 エプロンメモ』

「エプロンメモ」は『暮しの手帖』に掲載されている長期人気連載で、家庭でのちょっとした思いつきや工夫を、簡単な「メモ」にして集めたものだそうです。本書はロングセラーである『エプロンメモ』『エプロンメモ2』に続く、およそ20年ぶりの一冊だそう。何気ない雑談からヒントをもらうことは意外とたくさんありますし、誰かのちょっとした思いつきがあなたの暮らしをより良いものにしてくれるかもしれません。 料理の下ごしらえのコツや衣類のお手入れ、掃除のことなど、さまざまな工夫が紹介されていますが、

本棚:『秋季限定栗きんとん事件 上・下』

『春期限定いちごタルト事件』、『夏季限定トロピカルパフェ事件』に続く、小市民シリーズの第三弾。小市民を目指す高校生の小鳩くんと小佐内さんのコンビが主人公ですが、前作の終りで、二人は互恵関係を解消。その後、どうなっちゃうの?と気になっていました。お互いに恋人ができて、憧れの小市民の道へまっしぐら…と進むわけもなく。なにせ小鳩くんと小佐内さん、小市民ではないですから。本作品は上下巻に分かれていて、2冊並べると、イラストが繋がります。 新聞部が毎月発行している『月報船戸』が重要アイ

本棚:『あなたのクセ毛を魅力に変える方法』

クセ毛が嫌で、さらさらストレートに憧れて、長いこと縮毛矯正をしていましたが、コロナ禍で美容院が遠のいたのを機にやめました。あわせて白髪染めも。特に白髪染めの方は、これっていつまで続けるの?というふうに考えまして。「クセを活かした髪型がきっと自分にあった髪型なんだ!」なんて思ってやめたはいいものの、前の方がよかったかなぁ…と思うことは多々あり、もう一度、縮毛矯正&白髪染めしようかな、なんて考えたりしている中で見つけた本書。 コロナ前しか知らない人にとっては、縮毛矯正のときと印象

本棚:『患者さまは外国人』

六本木にあった「インターナショナル・クリニック」は外国人専門病院。そして、院長のアクショーノフ先生は無国籍ドクター。看護師として働いていた山本ルミさんが、クリニックでの日々を綴っています(漫画は世鳥アスカさん)。 本書は2014年6月発行と約10年前で、この時点でドクターは90歳と記載があるので、今はどうなっているんだろう…とググってみると、2014年8月にドクターは亡くなられたようで、クリニックも閉院。クリニックは大正時代に建てられた古い洋館で、港区の歴史的建造物に指定され

本棚:『31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。』

以前『なるべく働きたくない人のためのお金の話』を読んで、年間100万円以内でも暮らせるんだなと知った時は衝撃でした。本書の場合は、夫婦で月13万円ですから、一人暮らしじゃなくても、夫婦でも少ないお金で暮らせるんだな~、どうやっているんだろう?と気になり、手に取りました。 ポイントは、やりたくないことはやらないということ。そのためには少ないお金でも豊かに暮らしていければいいわけですが、そもそも、やりたくないことをやらないで済むならば、使うお金も減るはずです。 10年ぐらい前。漠

本棚:『ざんねんな手相』

ある日突然、占い師のおじいさんから声をかけられ占いを始めることになり、10年間で のべ2000名も無料で手相を見た著者、卯野たまごさん。これまで『いい運気ちゃんと仲良しになれる!引き寄せ行動術』『手相占いであなたの幸せ引き寄せます!』と読んできて、こちらの本も図書館にあると知り、借りてきました。 手相って、テレビで芸能人の手相占いをごくたまに見かける程度で、たいてい自分のとは違うから、難しい&分からないと思っていました。でも、本書だと、いろいろな手相を紹介しているので、自分に

本棚:『書店ガール6』

取手駅の駅中書店の店長になった彩加。駅中書店では珍しくフェアをやったり、アルバイトとも良好な関係を築いてきたが、突然、閉店を告げられて…。 書店に限らず、閉店というのは「さみしいな、残念だな」と思いますが、店側にとってはもっと辛く、悔しいものなのでしょう。引っ越し前に住んでいたところは、区画整理していたところで、新しい家がぽつぽつと増えていくにつれて、お店も徐々に増えてきて、「今度は何ができるのかな?」と楽しみでしたが、どこかで開店するところもあれば、閉店するところもあるわ

本棚:『誰でも健康になれる ノブナガ式 食べ方大全』

自分の体は、これまで食べてきたもので出来ていると思ってはいるものの、急に体調が悪くなるわけではないし、食費は気にしているけれど、何を食べるかまでは…。精製された穀物は良くないんだなと思っている程度で、栄養に関する知識は乏しく…。それでも、疲れやすくなったと思うし、健康に関しては色々気になるお年頃でして。 疲れやすいとか、肌荒れとか、それぞれの悩み別におススメの栄養素が紹介されていますが、その部分は「ふんふん」と思うものの、なかなか頭に入らず…というか、あれもこれも食べなきゃい

本棚:『すとまんが』

下から読んでも『がんまんが』の人工肛門編。『がんまんが』を教えてくれた職場の方が貸してくれました。ストーマ(人工肛門)がどんなものか知らなかったので、勉強になりました。 えぇ~っ!って思ったのは、ストーマ外来の先生の話で、男性の患者でよくいるのが、装具の説明をしようとすると「あぁいい」って聞いてくれなくて「女房にやらすから」と。なんてこったい…。 ストーマとは関係ないですが、そうなんだ~と思ったのが、首の凝りが三半規管を引っ張ってめまいが起こるとのこと。 自分は三半規管が弱い

本棚:『マドンナ』

「マドンナ」と聞いて、パッと思い浮かぶのは歌手?それとも、憧れの女性?本書のマドンナは後者ですが、マドンナは20代の職場の部下で、マドンナに恋してしまうのは40代の上司(妻子あり)。一方的な片想いではありますが、想いは大きくなるばかりで…。 表題作「マドンナ」を含む5つの作品が収められた短編集の主人公は、いずれも40代の課長職の男性。にこやかではあるけれど隙のない女性が上司となった「ボス」が一番好きだなと思いました。 時間は巻き戻せませんが、この本が出版されたころは、私もまだ

本棚:『夏季限定トロピカルパフェ事件』

小市民シリーズの第二弾。第一弾は『春期限定いちごタルト事件』で、小市民を目指す高校一年生の小鳩くんと小佐内さんのコンビが主人公。季節は春から夏へと移って…と思っていたら、1年ちょっと進んでいて高校二年生の夏となっていました。互恵関係にあるけれど、依存関係にはない二人。それでも傍から見れば、恋人同士のようですが、この事件の後の二人の関係がどうなったのか…が一番気になります。それは続きの『秋季限定栗きんとん事件』を読めばわかるのかな。 <小佐内スイーツセレクション・夏>なるものが

本棚:『手相占いであなたの幸せ引き寄せます!』

ある日突然、占い師のおじいさんから声をかけられ占いを始めることになった著者。10年間で のべ2000名も無料で手相を見たそうで、なかなか簡単にできることではないかと…。そもそも、なんの知識も経験もない状態から、じっくり手相を見て占うだなんて、誰でもできることじゃないよなぁ。 若い頃には占いで一喜一憂とまではいかなくとも、雑誌にある星占いなどで「今月は何かいいことあるかも?」とか「何かトラブル起きそうなのか…やだな」とか、気になったりはしていました。しかし、世の中の水瓶座の人