見出し画像

トゥズ湖でヒッチハイクは出来るの?

さて、次の地へ…
バスを探してみましょうか

快適なテラスと湖に
別れを告げます

と言えど
トゥズ湖へ入って来る観光バスは
わたくしたちのようなゴミ屑は乗せてくれないことでしょう

1台1台、
バスからは同じ国の方らしき人々が一緒に降りてきますから
観光ツアーなのでしょうね

一方、表の大きな道
度々 車は通過するのですが
各々 物凄いスピードです

とりあえず
安全そうな路肩で
通過する車の様子を研究します

パワポに纏めるか…

トゥズの駐車場を振り返ってみますと
自家用車で観光に来ている人たちも
沢山 出入りしてみます

大きな道でのヒッチハイクが上手くいかなかった場合
駐車場から出ようとしている車に声を掛けてみても良いでしょうか

しかし行き先や方向によっては
かなり厄介なことになりそうです

何より足も無いのにココにいる
わたくしたちの存在が厄介なのですから

子「ヒッチハイクなんて怖いよ」

怖くても怖くなくても
ココを見たくてココまで自分たちで来た責任は
自分たちで始末するしかないのです

それを言うと
子も諦めてヒッチハイクを始めました
子「多分ココ、ダメだよ」

この看板の前を
物凄い勢いで通過するしようとするくらいの
バスが狙い目

トゥズ湖や休憩所の辺りをノロノロ走るバスは
そもそもトゥズに行こうとしている観光バス

それに声を掛けたところで
どうにもならないとのこと

では休憩所より向こう側で
駐車場から出てきた以外のバスを捕まえましょう

路肩は狭く
車が高速で通り過ぎるのは
少し怖いです

大きいバス、来た…
止まってくれるかな
無理かな

通り過ぎた…
と思ったら、少し向こうで止まった!

急いで駆け寄ってみます

キャーミルコチーーー!!

車掌さん
「どこまで行くの?」

…えらい慣れてんな
「えーっと、ギョレメ…かな?
乗せてもらえます…ん?」

ギョレメまでとハッキリ言ってしまって
バスがネヴシェヒルまでしか行かない場合に
拒否されたら嫌だったのです
私!嫌われるのが怖いの🥺

カッパドキア方面に行けるなら
何処で降ろされても良いや

そもそもギョレメまで行くバスってあるのかしら…

車掌「どするん?」
ドライバー「OK!乗りな」

やったーーーー

どうしようもないわたくしたちの
トゥズを脱出する為の責任を果たさされてしまうキャーミルコチ

とても親切なバスで
ギョレメへ着く途中でも
やはりまたヒッチハイクの女性を拾っていました

車掌「どこまで行くの?」
女性「カッパドキア!」
車掌「カッパドキアのどこ?」
女性「何処が良いと思う?」
乗客男性「ギョレメじゃね?」
女性「ならギョレメ!」
車掌「OK!」

…車掌さんもナンパ並に慣れてるな
と思いましたが
途中で女性から「カッパドキアに行くなら何処が良いと思う?」と聞かれて
ギョレメが良いよと教えてあげていた男性は
女性とは他人のようでした

おもしろっ

岩山が見えてきます

その時、背後の座席から
トントン

二十歳くらいなのでしょうか
女の子が呼んできました

わたくしたちはトルコ語が分からず
彼女が何を伝えたいかがなかなか分からなくて
暫くやり取りをしておりましたが
結局「友達になりたい。インスタを交換しよう。」
というだけのことでした

おもしろ

この場では彼女を「スズ」と呼びましょうか

スズ「今から何処に行くの?」
「カッパドキアだよ。」
スズ「えっ?何処それ?」
「…(トルコではカッパドキアって言わないのかな?)ギョレメだよ!」
スズ「あ!ギョレメね!
私はまだこのバスに乗ってくから、またね。」

やがてバスはギョレメのバスターミナルに着き
わたくしたちはスズと
スズを乗せたキャーミルコチのバスと別れることとなりました

…ってかこのバス
何処まで行くんだろ

カッパドキアに着いたーーーー

小さなバスターミナルですが
街の中心にあり
かなり便利そうです

キャーミルコチのバスと
それに乗ったスズの姿が見えなくなるまで
手を振りました

子はトゥズ湖の時点で気が済んで
既にイスタンブールに戻って
ゆっくりしても良いくらいに言っていたのですが
初めてバスで出来たトルコの友達、
そして初めて見る奇岩に
「ヤバい!ヤバい!めっちゃ面白い!」と
ずっと申しております

ってか、トルコに来る前に
何処に行きたいか?って歩き方を見せた筈なのですが
一体 何処を読んでたん?

この記事が参加している募集

振り返りnote

サポートして頂けたら、費用を次の旅費とさせて頂きます。旅の様子はnoteにてお知らせして参ります。仲良くしてくださいね。