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1つの夢が叶った年 「あの頃」なりたかった自分になれたかもしれない

2022年があと少しで終わろうとしている今、このギリギリのタイミングで今年を振り返っています。
母として思う、子どもの成長、妻として思う、夫との関係、肩書によって語るべき「今年」は様々です。
でも、私がこのアカウントで書き始めた理念は、プロフィールにあるように「『障害がある子ども』ではなく『障害児のママ』に軸足をおいた発信」でした。
だからここでは、「母でもない妻でもない『私』」の今年の振り返りをしてみます。

私にしか書けない記事を書きたい! ライターとして大きく飛躍

去年2021年は、私にとって学びの蓄積と営業活動の年でした。
その1年間のコツコツ努力が実ったのか、今年2022年は、複数のweb大手webメディアで継続的に記事を書かせてもらえるようになりました。

「あなたにこそお願いしたい」と言ってもらえるような、私にしか書けない記事が書けるライターになりたい。
そんな気持ちから、ただ仕事がくるのを待つ営業ではなく、自分が書きたいものを自分から、「ここで書きたいー!!」と思うメディアに具体的に提案をしていく攻めの営業をするようになったのです。

そうすると、2021年の終わり頃からポツポツとお話が来はじめました。
そして、単発だったお仕事が好評で継続になったり、1つのお仕事がきっかけで他のお仕事につながっていったりと、どんどんご縁が広がっていったのです。
その結果、今年は育児や発達障害に関するwebメディアなどで毎月イラスト付きの記事を書かせていただき、憧れだったコラムの連載などもできました。
書く内容も、情報をリサーチしてまとめる記事ではない、自分の経験を軸にしたエッセイ的なものが主になりました。

私は、ライターとして稼げればなんでもよかったわけではなく、自分の障害児育児の経験をもとに、世の中に何かしらのメッセージを発信していきたかったのです。

だから、こういう「私にしか書けない記事を書く」仕事ができるようになったことは、ライターとして大きな飛躍でした。
実際、自分が書いた記事が、多くの人の目に触れるような大手メディアに掲載されるようになったことはとても嬉しいことです。

SNSの総フォロワー数が約1.2万人に

2020年から続けていたTwitterに加え、今年の夏からInstagramの更新もはじめました。

すると、今年の7月31日時点で500人くらいだったInstagramのフォロワーさんが、今は2867人。
5ヶ月で2300人くらいの方に、新たにフォローしていただきました。

Twitterのフォロワーさんは、去年の12月に6000人を超えたくらいだったのが、今は9105人。
Instagramとあわせると、べっこうあめアマミ アカウントをフォローしてくれているSNSのフォロワーさんの総数は、約1.2万人になっていました。

去年の年末は、おそらくあわせて6500人くらいだったと思うので、この1年でより多くの方に、SNSを通じて知ってもらえるようになったのかなと思っています。
(両方でフォローしてくれている方には、もはや頭があがらないくらいの感謝の気持ち…)

私は何かの専門家でもなければ組織に属しているわけでもなく、芸能人のような知名度の高い存在でもありません。
だからこうして自分の活動が多くの人に「見てもらえる」ようになることは、非常に価値のあることです。
モチベーション維持のためにも、今後あらゆる仕事の幅を広げていくためにも、SNSでこうして応援していただけたことは、単純にただただ嬉しかったです。

イラストでもお仕事をもらえるように

去年までは肩書がライターだけでしたが、今年からはイラストレーターとしても少しずつお仕事をいただけるようになりました。

まだまだライターとしてのお仕事の抱き合わせ的にいただくお仕事が多いですが、イラストのみでもお仕事をご依頼いただくことができました。

文章に比べてイラストは、まだまだ技術的に磨かないといけない課題が山積みだなぁ…と感じますが、それでも必死に食らいついてきた1年間。
納品したイラストは70枚以上。
他にも少しですが、日常のことなど描いたりもしてきたので、いっぱい書くだけではなく、いっぱい描いた1年でもありました。

忙しい反面、体調不良が続いた1年でもあった

毎月、書いたり描いたりを繰り返しながら仕事をして、間を空けないSNSの更新。
そして当たり前にある家事育児。
4歳の保育園児と、8歳の重度知的障害を伴う自閉症児を、平日ほぼワンオペで実家遠方の身でこなしていくのはなかなか大変です。
コロナ禍がだんだん落ち着いてきたことで、子ども関係の行事も増え…スケジュール帳はどんどんぎっしりに。
今年はとにかく忙しい年でした。

そんな忙しさや、仕事以外で抱える精神的ストレスなどがあり、「今日は体調よいぞー!!」って思える日が1年で半分もなかった気がします。

原因不明の吐き気とともに起きる朝を何日も経験しました。
その原因を探りながら病院を渡り歩き、去年発症したてんかんからくる不調や、耳鼻科系の不調による通院、新たな病気の疑い…など色々な体調不良に気づき、治療していく日々。
それに+αしてのコロナ感染、後遺症と、とにかく体調を崩しがちな1年だったなと思います。

無理をしないのも無理だったりするけれど、無理せず元気でいることの大切さが身に沁みました。

未来は絶望ではないと「あの頃」の私に伝えたい

私は息子が2.3歳の頃のことを、時々思い出すのです。
周りの子に比べて発達が遅いと感じ、療育に通い、どこにいっても他の親子に引け目を感じてしまってなじめず、居場所がありませんでした。

次第に引きこもり、家で発達障害や知的障害について調べたり、子育てに悩む親御さんのコラム記事を読んだりしながら、「このスマホの先には、私と同じように悩んできた人がいるんだな」と、何度も勇気づけられ、泣きました。
また時には、クスッと笑える子どものエッセイ記事に、癒やされました。

「もしこの子に障害があったらどうしよう」
そう考え出すと未来に絶望しかなくなった時期もあったけれど、そういったたくさんの記事が、生きる希望や楽しみをくれました。

ずっと読者だった私ですが、だからこそ、いつかはこういう場所で「書く側」になりたいというのが、ずっと1つの夢だったのです。
今年はそんな1つの夢が叶った年でした。

最後に1つ、「私、あの頃なりたかった自分になれたんだな」と思ったできごとを1つ書かせてください。
ある時、唯一私のペンネームを知る旧友から、連絡がきたのです。
それは、「さっきインターネットを開いたら、トップページにアマミの記事が上がってたよ!」というものでした。
それは、街中で偶然自分が手掛けた作品に出会ったような、友人が偶然自分が関わった商品を持っていたような、そんなジワジワくる嬉しさでした。

来年はどんな1年にしようか、今からやりたいことは山ほどあるけれど、無理せず、でも精一杯取り組んでいきたいです。
そしてまた、いくつも夢を叶えていきたいと思う年の瀬でした。

良いお年を。


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