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「ちょうど良い」って難しい

ちょうど良いにとらわれすぎなくてもいいんじゃないかなって話。

この記事を音声化しました ↓

from:ありのまま@9 #教員生活20年 #潜在数秘術士

我が家には二人の息子がいる。

二人の性格は全然違う。

長男はサッカーが好きで、ずーっとサッカーをしている。

サッカーがうまくなりたくて、試合に勝ちたくて

練習を頑張っている。

かたや次男は、特に好きなスポーツがなかった。

兄がサッカーをしていた関係で、

自ずとサッカーをして遊んでいたけど、

決して好きな感じではなかった。

サッカーがしたいというより、

兄ちゃんが好きで一緒に遊びたいだけだった。

そんな次男も長男と同じサッカーチームに入ったが、

1年くらいでやめた。

「休み時間のようなサッカーが好き」らしい。

みんなでわちゃわちゃする方が好きみたい。

つまり体育会系ではない。

それより家でゆっくりするのが好きな次男だ。

こんなに違う二人なんだ。

親が同じで同じような育て方をしているのに

違うことって兄弟でも良くあることだよね。

だって、持ってい生まれたものが違うもんね。

さて、長男は学校から帰るとお風呂に入りたがる。

そして、お風呂から上がるとサッカーをしに行く。

僕なんかの感覚だと、

「サッカーしてからお風呂の方が効率的じゃない?」

って思うけど、長男は

『何だか、気持ち悪い』という。

だからサッカーで汗だくになって、またお風呂に入る。

朝、起きてもお風呂に入る。

学校帰宅後はさらっと入るんじゃないってイメージしているでしょ。

長男はそんなことしないよ。

いつでもお風呂はフルセットだ。

頭は2回洗う。

体も隅々まで洗う。

なんならリンスもする。

だから1回のお風呂で20分くらいかかる。

僕なんかの感覚的に考えちゃうけど、

そんなに綺麗好きなんて、ちょっと心配になる。

「あなたが行きたい海外ではこんなことできないかもよ」

ってね。

床に食べ物が落ちても

「3秒以内なら大丈夫」

って食べているくらいがちょうど良い

と思っている僕には考えられない感覚だ。

かたや次男。

隙あらば、歯磨きをしないで寝ようとする。

お風呂も同じ。

とにかくめんどくさがり。

たくましいといえば、たくましいけど、

これはこれで大丈夫か?と思う。

二人を足して、2で割ったらちょうどいいのにな。

でも良く考えると「ちょうど良い」って難しい。

それは「ちょうど良い」が

時と場合によって、動くからだ。

だからさ、

無意識に自然と「ちょうど良い」に自分を合わせる

ことができればいいけど、

それで疲れたり、無理しているなら、

逆に合わせないっていう考えもあるよね。

まさに「ありのままの自分らしく」いるってこと。

できないことは、、、

誰かに助けてもらうっていう選択肢も持っていていいと思う。

自分で全部できるようにならなくてもいいってこと。

長男が苦手なことは朝、起きること。

というより、寝るのが得意ってこと。

昔からそうだった。

それが受験を前にすると問題視されているだけなんだ。

これもなんでも自分でやる必要ないよね。

長男の場合、受験はどちらかというと義務感でやっているだから。

これが夢のことなら、「自分でやれ」でいいと思う。

だからさ、起こすのは僕が担当。

これも父ちゃん家庭教師の仕事

って思っているよ。

もちろん苦手克服って大事だと思う。

その努力をすることも必要。

なんでもかんでも自分でできなくてもいい

っていう考えも同じくらい大事。

ようやく僕もこの考えを持てるようになった。

そうすると「弱さ」はコンプレックスではなく、「自分らしさ」として捉えられ、自分を自分でより受け入れられるんじゃないかな

って期待しているよ。


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