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「学校の勉強は重要じゃない」ではない〜父ちゃん家庭教師11〜

「学校の勉強って大人になって使わないじゃん」これは否定できない。正確にいうと「活用できていない」が正しい。学校で学んだことを世の中の現象に繋げられたら愉しいって話。

この記事を音声化しました ↓

from:ありのまま@9 #教員生活20年 #潜在数秘術士

長男のテスト勉強を見ながら、、、

台風が接近中。

今回の台風は結構でかいらしい。

「非常に強い」台風にまもなく変わる

っていわれても漠然としか捉えないよね。

さあ、台風対策。

台風対策も知識があると、効率的に対策ができる。

例えば、私が住んでいる街をどのように通過するのか?

それによって風の向きが違うし、

強さも数字以上に強くなるのか、

弱くなるのかが分かる。

台風は、「半時計周り」なので、

台風全体の右側に触れながら通過した場合は、

接近中のとき、ものすごい南方面の風を受けることになる。

よって、窓ガラスの強化窓枠からの吹きこぼれの対策をするならば、

南の方角の窓を中心にすべきとなる。

ね、知識って重要だよね。

ただ暗記っていうとつまらないけど、

生活とつながりを感じると

「おー」って思うよね。

なんといっても、

先人が積み上げた知識の結晶を学んでいる

んだから。

そう考えると学校の勉強も愉しくなることもあるよね。

さて、父ちゃん家庭教師では、効率的に高校入試対策を行っている。

つまりテストで点数が取れるようにしている。

理由は短い時間で対策することで、

サッカーできる時間を多く取るためである。

でもね、いろいろやりたくなっちゃうんだよね。

参考になれば、やってみてね。

学校の授業でもやることなんだ。

社会科の大事なスキルに資料の読み取りがある。

特にグラフだ。

グラフの読み取りの基本は5つ

「表題は何か」「どこから出された資料か」「何年に出された資料か」
「縦軸は何を表しているか(+単位)」「横軸は何を表しているか(+単位)」

最低限、これが分からないと問われた問題に対し、

どの資料を見れば良いのかも分からない。

「こんなこと、簡単でしょ」

って大人は思うじゃないですか。

何も指導されてない子はいくつかのグラフが出ると

ほんと、どこを見れば良いのかが分からなくなる。

教員になりたての頃はどうしてできないのか

全く理解できなかった。

それが分かり始めて、授業でも指導するようになり、

グンとできるようになった。

さて、父ちゃん家庭教師でもマシンガンのように

聞いていく。

長男もなれているので、パンパン答える。

いくつかのグラフが並ぶとさらに聞く。

「何か気づいたことを言って」

これが最初言えなかった。

つまりこのことについて鍛えられていない。

とっても大事な要素。

ほんと、最初「なんて言えばいいか分からない」

って言われて驚愕した。

まあ、昔から慎重なタイプの子だからそういったことも想定できる。

なれてくると言えるようになっていく。

基本事項を聞きながら、確認した後、

「何か気づいたことを言って」

って要求し、いくつか答えた後に

「いいとこ見てる」って思うことをつい先日、言った。

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『日本なしはいろいろなところでつくられている』

おーである。

念のため、聞いてみた。

「何でいろいろなところでつくられていると思ったの?」

『だってさ、その他が多いさ。その他は、%が少ないものの  集まりで、それが大きいということはたくさんの地域があるってことと思ったから』

驚いた。

それを読み取れたか!って。

これはただの「息子自慢」でした 笑

日本の工業地帯の地図。

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場所と名前を確認。

旅行などで行ったことのある場所はその話もしながら、

経験と地図上をつなげていく。

※我が家は旅行に出る時、地図帳を持参する。
 新幹線に乗りながら、地図帳を読み取り、今いるところの
 特徴を読み解きながら、周りを見ると一味違う風景になりますよ。

読み取った後、

「何で海側に集まっているのかな?」

というと様々なことを言います。

間違っていたっていいし、親が知らなくてもいい。

一緒に調べてもいいし、ネットでも調べられなかったら、

「先生に聞いてみて」

で良い。

そして次の一言が肝になる。

「分かったら、教えてね」

聞く確率がグンと上がる。

理科も面白い。

遺伝のところから、家族の血液型を判断する。


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A型は知っているけど、「AO」なのか「AA」なのか。

親の血液型から判断できる。

知識が入り、それを活用して世の中の現象が見えると

最高に愉しい!

知識って必ず覚えていなくてもいい。

でも知識が土台になり、その土台を足場に

見方や考え方を持てていく。

知識も活用してはじめて、愉しさが倍増する。

だからたまには「おー」っていう勉強したいよね。

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