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話の消費期限

子どもが家庭で話をしたくなるようにするにはどんなことに気をつければ良いかが分かります!

この記事を音声化したものです。内容を少し膨らませながら収録しております ↓

from:ありのまま@9 #教師生活20年 #潜在数秘術士

天皇家も宿泊されるホテルのロビーより

昨年、次男が小学校から帰ってきての第一声

『俺たち一揆起こそうって話している(顔は笑顔)』

「どういうこと?」

『最近さ、合唱の練習とかでいつも帰りが遅いんだよ』

『15分練習とか言って結局1時間したもんね』

『そういう時はさ、宿題なくすよね〜普通は』

『せめて減らして欲しい』

『だから一揆を起こそうぜ〜って友達と話してた(笑顔でね)』

「いいじゃん。知的!宿題一揆ね」

って笑いながらの親子の会話

どんだけ歴史好きよ、次男は!

もちろん先生に一揆は起こしていない 笑

こんな日常の会話ってとっても大事。

たわいもない話。

生産性のない話。

でも大事なんだ。

でもその話にも賞味期限がある。

またまた次男の話。

次男はレゴ(ブロック)好きから

レゴを使ったプログラミングで楽しく学んでいる。

その教室のお迎えをした時のこと。

「次男、楽しかった?」

『楽しかったよ(疲れているのかテンションは低め。軽く答えている感じ)』

「今日は何したの?」

『自動ドア作ってさ(テンションまだ低め)』

「何それ、自動ドア?。どうやって作っているの!」

『あの〜まず、、、(ウキウキながら話始める。テンション急上昇)』

「何それ、めっちゃ楽しそう。やっぱり赤外線センサーだよね」

って会話が続く。

話ながら、『今日は楽しかった〜』

って次男の気持ちが上がっているのがわかる。

自宅のエレベーターの前でも

「これはタッチセンサーだね」

『違うよ、赤外線センサーだよ』

などとディスカッションする。

だから家に着いた時にはもう今日プログラミング教室でやったことを

妻に伝えたくて伝えたくてたまらなくなっている。

そこへ妻が仕事から帰宅。

『今日さ、プログラミングでさ、自動ドア作った』

自分から話題を振る次男。

「へー、すごいじゃん。自動ドア」って妻。

しかし、

「あ、その洋服片付けて、手 洗っておいで」

そのあと、次男はこの話を再開させなかった。

この瞬間に賞味期限がきれたんだ。

これ、やっちゃうよね。

学校から帰ってきた子供。

『ねえねえ聞いて。今日さ、10m、泳げたってば』

「ちょっと待って。今ご飯作っているから」

チーン。

話の賞味期限がきれた。

これさ、やっちゃうよね。

やっちゃうのよ、悪気なく、無意識に。

これを無意識にやっちゃう僕みたいな人は、意識する必要がある。

あれこれやらなきゃいけない時に限って、話しかけるよね、子供って。

でもさ、ちょっと考えてみて。

その話、かなり長くても5分。

5分くらい、その気になれば調整できる。

5分くらいのロスは取り戻せる

って考えたら、その瞬間を逃すことが減ると思う。

減らすだけでいい、1回でも多くね。

もし、「やっちゃった〜」ってなったら、

「ごめんごめん。さっき何だった?教えて教えて。聞きたい」

って言ってみるのもいいね。

どうしてもできないときは具体的に時間を示すことだ。

「面白そう!ごめん、今さこれを先に終わらせたいから30秒待って。30秒だけ待てる?」

これなら待てる。

小学校低学年なら「長い針が5のところまで待って」がいい。

時間の感覚って子供は大人が思っているよりずれが大きい。

そして聞く。

話を引き出すちょっとしたテクニックを教えるね。

わかっている話でも

「それ、どういうこと。もっと知りたいから教えて」

これ、子供が話したくなるよ。

間違っても、こちらで解釈して話さない。

この時って、子どもの頭の中はその場面を

再現して、言語化している。

こういった引き出しをたくさんあると

子どもの学習にもつながるよね。

まだまだあるよ、それは別の機会に!

こういう会話が1日の中に1分でもあるといい。

なんだっていい。

くだらない話でいい。

あとあとこの積み重ねが子供を救うよ。

お父さんやお母さんは話を聞いてくれる

って子供は思うから。

子供が自分では解決できない問題(いじめとか)にあったとき

ちょっとした段階で話してくれる。

話を聞いてくれるから。

話してくれた段階ですでに80パーセントは解決できる。

だからこそ、日常の話が大事なの。

話には賞味期限あるよ〜

賞味期限がきれる前に新鮮な話を楽しもうね!

ps

こんな勉強会をいずれしたい。

一人で考えるより、みんなで考えると

色々な人のアイディアでもっといいものができるよ。

楽しそうだな〜


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