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重要なことの「伝える」「受け取る」も「質より量」!!

重要なことって「質より量」が大事。もっというと「質の高い量」が必要。
これって前回の記事でも紹介した。リンク ↓               「量より質」を履き違えると大火傷!〜父ちゃん家庭教師⑩〜
前回は主にトレーニングとか学習について触れてきた。今回は、「口伝」版。結局家や学校でのしつけも同じ。大事なこと伝えるのも同じって話。

この記事を音声化しました ↓

from:ありのまま@9 #教員生活20年 #潜在数秘術士

講演会などに行くと、

「前にも同じ話を聞いたから退屈だった」

って耳にすることがある。

それは、

「もうそのことについては全部知っている」

と言いたいのだろう。

本当にそうか?

と思う。

これまで受けてきた授業って

ほとんど覚えていないけど、

その中で印象的な話はいくつかあった。

その1つが「伝わり方」の話。

この数値に科学的根拠があるか分からないが、

イメージしやすかったので引用する。

伝えたいことを伝えることが上手い人がいる。

その人が伝えたいと思ったことを「100」とすると

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伝えるのが上手な人なら、その60%が伝えられる。

よって、100のうち「60」伝えられる。

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伝え上手が伝えたことを聞き取り上手が受け取る。

受け取り上手なら、そのうちの60%を受け取れる

よって、60✖️0.6=36で

「36」になる。

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つまり伝え上手が受け取り上手に伝えたいことを伝えると

「100のうち36」くらいしか伝えられない

ということになる。

世の中には伝え上手や聞き取り上手は、少ない。

僕は伝え上手でも聞き取り上手でもない。

だから、36よりもっと少ないものしか受け取れないと思った方が良い。

そうなると同じことでも何度も何度も聞く必要がある。

そう、「質より量」である。

何度も何度も聞くうちに100に近づける。

少しずつ受け取れる部分が増えるからだ。

よって理解も深まっていく。

「質より量」はこのことでも大事なことになる。

もっと言えば「質の高い量」が必要なる。

「質が高い」とは、理解力が高いともいえるが、

もっと大事なことは

「何かを掴んでやろう」という気持ち

である。

こういうことが分かっていれば、

「前にも聞いた」とか

「同じ話で退屈だった」

なんて言葉は出ない。

僕は逆の経験が多々ある。

同じような話でも自分のレベルによって

受け取れる(理解できる)部分が毎回変わる。

「あ〜こんなことだったんだ」

「なるほど、違う捉え方していた」

なんてことの連続だった。

だからといって、何でも何度も何度も同じような話を

聞かなければいけないのだろうか?

それは「NO」

つまり、

その分野でどの程度の域までいきたいか

による。

一流になりたければ、同じことでも何度も何度も聞き、

理解を高める必要がある。

それも「この人だ」と思う人の話を何度も聞く方が良い。

さて、そんな人をどう判断し見つけ出せば良いだろうか。

僕は学校で仕事をしているのでその分野で考えると、

やはり1つは、「子供、親、同僚から人気がある先生」である。

そんな人の話は学びが多い。

些細な話に光るものが隠れている。

とにかく自分が感覚的にいいなと思う方の話を聞くのがいい。

ここまで、「聞く(受け取る)」ということを中心に

書いてきたけど、伝える側になっても

「伝えよとした100のうち、最大でも36しか伝えられない」

ということを忘れてはならない

そうなると自ずと次の言葉を発する機会がグンと減る。

「前も言ったでしょ。」

「何回も言ったでしょ」

である。

年齢が小学校高学年以降なら特に

大事なことを「なぜそうするのか(趣意説明)」

何度も何度も伝える必要がある。

そうやって少しずつ理解してくると思っていると

気が楽になる。

焦りや不安が減っていく。

でも簡単そうで難しいことなんだよね。

一緒に頑張ろうね!


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