【展覧会感想】シナジー、創造と生成のあいだ
タイトルにある「創造と生成」はそれぞれ「アナログ」「デジタル」を指している。
企画を担当した森山朋絵(東京都現代美術館 学芸員)はこう語る。「アナログとデジタルは二項対立のように言われがちだが、その在り方を見直していきたい。そのあいだ生まれるシナジーや相乗効果に注目することで、人々の感覚を拡張していくきっかけになるのではないか」。
アーティストの荒井美波(1990〜)は、スマートフォンやPCなどの普及に伴い起きた「文字を書く」という行為の変化に着目、直筆文字ならではの時間軸