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自力で留学(親日と思うべからず)

日本で、西洋人を見た瞬間に暴言を吐いたり、襲わんばかりの勢いで詰め寄って何かを叫ぶ、舌打ちをするなどする日本人はいないと思います。
それこそ、よほど何かがない限り。
少なくとも私は日本で外国人の多い地域で生まれ育ちましたが、そうしたことはなかったし、見たことはありませんでした。
コンビニで西洋人が傘を盗もうとしたのを阻止するためにオイコラと騒いで成功した人は見たことありますが、そんな感じです。盗むほうが悪い。

場所は変わってドイツ。
脅すわけではありませんが「ドイツは親日」は妄想です。ごく一部の人たちだけです。何なら、日本のサブカルチャー(コスプレ、ビジュアルバンド、漫画、アニメなど)が好きでも日本人が好きというのはまた別な人も大勢います。
コロナの影響もあって、ますますアジア一括りに差別をされることが増えました。いまドイツでは手作りマスクは認められておらず、FFP2のマスクしかつけることができません。目元しか出ていないため、ますます「どこかのアジアの顔」としかわかりません。
今まで、正直に言わせてもらうと、日本に全く興味のない多数の(学歴の低い)ドイツ人からは日本人差別を受けやすいです。たとえ語学学校の先生でも。
語学学校にもよりますが、語学学校の先生はドイツ語が母国語であれば中卒でもなれるためです。意外と思う人もいるかもしれませんが、ここではハッタリとコネさえあれば何でもできます。


また、私は差別主義でも何でもありませんが、自分が「無差別に日本ではない別の国のアジア人」として「勘違いされた差別」を受けたことを綴ります。

比較的そうしたアクションをとってくるのが黒人や肌の浅黒い人。
アフリカなのかどこの国籍の人なのかわからないけれど、彼らが話す言葉は私(や英語圏の人たち)にとっては聞き取りにくく、難民としてドイツに入国したアフリカン二世でないことだけはわかる。
これがまた学費の高い語学学校だと現地では金持ちの子供達(と言ってもアラサー)が来ているし、何かコネを作ろうと親しげに話しかけてくる場合もありますが・・・。

普通にまっ昼間に住宅街の一角を歩いてて(学校帰りとかスーパーへ行く途中とか)、何やらミャンニャンミョンだかよくわからない言葉を叫ばれることは何度かあった。何れにしてもChina蔑視用語。そして言って来たのはそれぞれ全て成人男性。昼間で住宅街とはいえ、あたりに人はいないので、こちらが「それなんですか?」と聞き返したところで、力技で殴られたり、路地へ引き摺り込まれたら何をされるかわからないため、無視一択でした。

女性の場合は、ヒシャブはしていないアラブかトルコ系の女性。こういう人は、揃ってよくわからない強烈な香水をつけてて、顔が大きめ+眉毛とまつ毛が激しく強い化粧をした人たちでした。多分、皆さん30代くらい。
歩道やスーパー、廊下では真ん中を歩き、ひと気のないところなのに、ぶつかるのを避けても、狙ったように全力で体当たりして舌打ちをして来ます。
・・・あとから言われて気づいたのですが、これは差別ではなくスリだったようです。

私はドイツに来てからは必ずファスナーのついた斜めかけのバックを使用しています。日本にいたときは、それを後ろに回していましたが、ドイツでは前ですぐ自分の手でバックを押さえられるようにしていました。
一見マグネットだけで留まっているように見えるデザインなので盗みやすく見えたのかも知れません。

日本人でもマウントをすることが好きな人というか、それが慣習化してしまってる人たちもいますが、私はそれをするのもみるのも苦手なので、自然と私の周りにはそうした人たちはいませんでした。


ここでも何回か差別について書いていますが、留学していたときとはまた違い、いまも生活していく中で1年に何度かは遭遇しています。
ところが見た目が明らかなドイツ人(男女問わず金髪碧眼長身)と一緒にいると全くそうした差別に会うことはありません。

私の経験上、差別用語を叫んで来たり、舌打ちをしてくる人たちは、いずれもドイツで「民度の低い国からの人たち」であることです。しかしコロナ以降は超自然派の意識高い系ドイツ人から日本ではない別のアジアの国の人として勘違い差別は受けることはあります。

留学をする際の場所選びはこうしたことも含めて選ぶのもいいかも知れません。留学期間が1年や数年の間となると蓄積されてストレスになって病むか、たくましくなって言い返すとかガン無視できるようなメンタルになるかは自分次第なので、少しでもやばそうだなと思ったら、観光客(外国人)多めの地域や、大学に日本語学科がある地域の方がいいと思います。
観光地がなぜ彼らに好かれるかというと、日本人観光客が他国の観光客と比較して礼儀正しいし散らかさないからだそうです。

そんなことを日本でも有名なドイツの観光地で働く人たちから何度も聞きました。(もちろん、彼らは私を一発で日本人と言い当てています。)そして日本人観光客よりも増えすぎた他国の観光客に接しては「日本人はよかったなー」と常々改めて思うそうで、すっかり親日になったそうです。

画像は難民問題のデモに集まった人たち

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