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ファイナンシャルプランナー×中小企業診断士の家計簿 10【家計やりくり②】クレジットカードで節約

家計のやりくり、その②は、クレジットカードについてです。

"月1回、ミシュラン店に行きたいから、月5万円つくる"

という目標にむかって、
A. 出費を減らす
B. 収入を増やす
の具体的な策を家計やりくり編として、連載していきます。

前回投稿では、Aの出費を減らす策ということで、出費の大きな金額部分から手をつけるというセオリーにのっとり、「家賃」を減らすことを検討しました。

実際、家賃を減らすことができた経験から、家賃削減額を5,000円としておきましょう。すると、残り、45,000円を削らなくてはなりません!

このクレジットカードをうまく使う編では、年間支出額の1%を削減できるので、結構大きいです。

コツコツと、つみあげていくことが重要です!!!

クレジットカードを知る

クレジットカードというと、現金をもたなくていいし、支払のときに小銭をさがさなくていいし、何かと便利ですよね。

わたし自身、利用しています。

ただ、クレジットカードはその種類によっては、「出費を促す」ものって考えておいた方がいいです。

クレジットカードは「出費を促す」

どういうことかというと、クレジットカードは、その便利さと、一見お得そうに見えるポイントシステムによって、所持者が買い物をする、ものを買うというハードルを下げているのです。

あ、クレジットカードは、カード運営会社から借りている、ということ、ご存知でしたか?

そう、実は所有権はカード運営会社なんですよ。

なので、年会費とかある場合は、基本的に、レンタル料みたいな感じですね。また、紛失とかすると、再発行代を請求される場合がありますが、あれは当たり前で、カードの所有者から借りたものをなくしたら、それは補償しないといけないですよね。

脱線しましたが、クレジットカードは出費を促すということは、逆説的に証明できているようです。

クレジットカードのメカニズムを知る必要はあるのですが、その逆説的な証明は、こんな感じです↓

「お店側は、クレジットカード払いを可能にするためにカード運営会社へ手数料1%程度支払っている。その1%の手数料を支払ってでもクレジットカード払いを可能にする理由は、売上が増えるから。事実、その通りになっており、クレジットカード取扱店が大多数となっている」

要は、現金支払いのみだと、手持ちに限度があって、抑止がかかる一方、クレジットカードだと上限があるものの、数万円~数十万円程度であれば、買おう、買っちゃえっていう気になってしまうってことで、その意識・傾向を店側がうまく利用して、成り立っているって感じですね。

まぁ、ここら辺はなんとなくそうだって、自身の経験から、感じることがあるでしょう。

クレジットカードのメカニズム

クレジットカードとうまく付き合うには、カード会社がどのようにクレジットカード事業を運営しているかを知る必要があります。

意外と知らないというか、このカード運営会社の視点になかなか立たないことが多いと思いますが、これを機に!

カード運営会社の主な収益源は、これです↓
❶ 所持者からの年会費
❷ キャッシング利息
❸ 分割・リボ払い利息
❹ 店舗からの手数料

この4つの収益によって、カード運営会社は成り立っているのです。
それぞれの割合は、例えば、契約者数とかから割り出せそうですが、今回は、論点が「クレジットカードをうまく利用し出費を削る」ことにあるので、やめておきます。

❶~❹が収入になるのですが、カード会社として、サービスを提供しているため、出費だってあります。

カード会社の出費は、「付帯サービス」「ポイント還元」がメインになるでしょう。

付帯サービスは、例えば、海外旅行保険とかですね。これも”海外でうちのカードを使えば、保険加入を認めるよ”っていう内容が多いですけどね。
この付帯サービスは、基本的には❶~❸の範囲内でまかなっていると考えてよいでしょう。

そして、「ポイント還元」。
これは、カード運営会社からすれば、店舗側から支払われる手数料の一部をポイントとして所持者に還元しているので、カード会社の身銭をきるわけではないのです。

このようにして、収入内に出費を抑えて成り立っているわけですが、(当然ですが)ポイント還元は、所持者からはお得に感じちゃいますよね。

ポイントがつくから、とか、ポイントを貯めて〇〇がほしいからっていう理由で、本当の意味で必要ではないものまで購入するという購買活動が促進されてしまうのです。

これが前述した、店側が手数料を払ってでもクレジットカード取扱を可能にする理由でもあります。

さてさて、所持者の出費に関わるのは、❶~❸ですね。

ここで、もっともやってはいけないのが、❷・❸です。

これら利息は、年率14.6~18%など、破格の利率になっています。

例えば、15%で10万円をキャッシングして、1カ月後に支払う、となると、
10万円 × 15% × 1カ月/12カ月 ≒ 1,500円!!
たった1カ月で、1,500円も多く取られてしまいます。。。

意外と少ないじゃんって思うかた、危険です~!!金額の多寡としては、そこまでではないかもしれませんが、15%とかいう利率ですが、これが脅威なんです!!

プロの投資家ですら、年利5%達成するのが難しいと言われる中、15%ですよ!もちろん、貸して返ってこないリスクはあるものの、それはプロの投資家だって同じですしね。こんなすごすぎる利率で、お金が「減る」ということがNGなのです!

なので、❷、❸はやめましょう。

また、❶の年会費、これも極力避けたいですね。

って、やめてくださいってことばっかですね。クレジットカードを使うなってことなの?ってなってしまいますが、そうではありません。

むしろ使うことをおすすめしますが、それで出費は減るのか。

減るんです!その具体策を書きますね!!

クレジットカードのうまい使い方

結論から、言っちゃいます。

これをつかってください。

Poneカード

一応、リンク張っておきますね。アフィでないので中立的な立場ですよ。

なぜいいのかというと、すべての買い物で、
1%引き
になるという点です。

年会費無料のものだと、ポイントはつきません。ポイント還元ではなく、購入した金額の割引という形になるのです。

これをわたしが見つけたときは衝撃でしたが、もうかれこれ10年近く使い続けています。

このカードの良さを言うと、この2点につきますね。

◇公共料金までもが自動的に1% OFF!!
◇ポイントがつかないのでポイント集めに走らない

そう、ガス代、電気代含めて、いわゆるインフラ系の支払いまでもが1%引きになります。絶対に必要なインフラ。その料金が割り引かれる。これは本当に画期的!

他のカードだと0.5%とかポイントがつくことはあります。
ただ、ポイント付与なんですよね。

ポイントだとメリットが薄まる理由が、2個めの「ポイント集めに走ってしまうリスク」があることですね。

クレジットカードをうまく使うには、年間で本当に必要なものをどれくらいお得に買えたか

っていう視点に立ちましょう!

ポイントがつくと、あとで還元されるからってことで、つい、本当に必要でないものまで買ってしまうんですよね。自分の経験上・・・

ということで、Poneカードは、出費自体を減らすことができてしまうのです。また、ポイントがつかないので、余計なものは買おうと思いません。

後者が意外にもかなり重要だったりするのです。

こんな理由から、超絶おすすなクレジットカードが、このPoneカードになるわけです。

ポイントの使い方

高還元率のカードも存在します。その点、楽天カードなんかは、非常に優れたカードだと思います。

こういったカードをうまく使うには、超強靭な「意思」が必要ですw
ポイントは本当に必要なものだけにっていう意思がですね!
これがなかなかに難しい・・・

Poneカードの場合は、強制的に割引される一方、ポイント還元系のカードは、ポイントが付与されるのです。

そのポイントをどう使うか、選択肢の余地があるから。

キャッシュバックするのか、必要なものを買うのか、本当は必要じゃないけど有効期限が切れるから使っちゃうのか。

ポイント付与されるたびに、キャッシュバックできるのであれば、その高還元カードは使うべきですね。
この場合、毎月の申請の面倒さとかあるとは思いますが、マメなひとであれば、こちらの方法をおすすめします!

要は、ポイントの使い方を「本当に必要なもの」に限定すればよいのです。

ポイントって、あるとどうしても自分の嗜好品とかに走っちゃうんですよね。その辺がコントロールできる強靭な意思があれば、他のクレジットカードでもOKです。

そこまでやれないよってひとは、やっぱり自動的に割り引かれるPoneカードをおすすめします~!

まとめ

割引が確定していて手間もいらないPoneカード。まじで最強です。

ポイント制ではないので、本当に必要なもの以外を買う誘惑もないっていう、出費を減らすには最適なカード!

これで年間300万くらいの支出があるなら、月2,500円くらいは減らせますね。

有栖ケンタ

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