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「なぜSaaSなのか」という問いに腹落ちした話(キャリア)

何を書くのか

私は近日中にSaaS事業会社にエンジニアとして転職します(退職エントリを書いているので是非ご覧ください)。

学生インターン時代にSaaSと初めて出会いました。
ビジネスサイドでいくつかSaaSに触れた後、SaaSエンジニアを目指してエンジニアになりました。
満を持してSaaSエンジニアになるわけですが、改めて「なぜSaaSなのか」について考えてみようと思い記事を書きます。

まだ、深堀りが足りないなとも思っているので是非皆さんの意見もうかがってみたいところです。

SaaSとはなんぞやという話

まずは簡単なおさらいから始めました。
今や生活インフラと化したIT業界について、作る・広める側としてプロダクトの提供形態で業界を分類してみます。(というか、分類された結果としてSaaSがあります。)
以下は前職の会社が公開している資料を借りてきました。

出典:https://boxil.jp/mag/a852/

ご存じの通り、SaaSはネットワーク~アプリケーションまでをクラウド上に乗せユーザに提供します。
PaaS、IaaSと行くにつれ、よりハードウェアに近い部分までをクラウドで提供し、後はユーザ側でよしなに上位レイヤーを組み立てる仕組みとなっています。

つまり、SaaSとは「クラウドを活用して提供されるアプリケーション」であります。
ここで、アプリケーションとは「ユーザがしたいことをソフトウェアを通じて解決するもの」であると私は思っています。

なぜSaaSなのか

おさらいが終わったところで、本題に入ります。
SaaSに初めて出会ってから、そしてエンジニアとして新しい道を歩き出してからも感じていたSaaSに関わっていたいという気持ち。
その感情がこの記事によって、一旦言語化されます。
(一旦と記してあるのは、経験を積んで見える景色が変わるにつれ、思うところも変化するであろうという予測が故です。)

経験した感情(事実)

まずは、ビジネスに触れ始めてから今まで自分が覚えた感情について書き出します。
すべて言語化して初めて「あぁ、だからあの時あんな感情やったんや」と理解できました。

1つ目はSaaSはなぜかワクワクする。ということ。
フィールドセールスが収集した(見込み)ユーザの声を開発側が形にして、ターゲット顧客を集めるためにマーケティング施策を打ち、インサイドセールスで顧客育成する。そして週次月次半期通期で目標を掲げ、コミットする。
めちゃくちゃワクワクしていました。

2つ目は広める側より作る側に。ということ。
エンジニアに転身した主な理由です。セールスとして顧客の課題を拾うことはできても、それを具体的に形にするのは自分じゃできない。
大きくビジネスサイド/エンジニアサイドのどちらに身を振るか個人的な葛藤があった末、開発者になる道を選びました。

①課題解決に対する手触り感とスケールのバランス

なぜSaaSなのかへの自分の回答1つ目は「課題解決に対する手触り感とスケールのバランス」です。
自分の仕事がいかに社会的・経済的に価値があり、ユーザの課題を直接解決しているのか。これが自分で見えやすい場所で仕事をしていると私はテンションが上がります。
この感情を言語するキーワードが「手触り感」でした。

ただし、手触り感だけを求めているわけではありません(欲張り)。
自分の仕事のアウトプットがいかに多くの人に影響力を持ちうるか、という「スケールのしやすさ」も重要なポイントでした。

SaaSは特定の課題を解決するアプリケーションであるのに加えて、クラウドによってスケールの可能性もあるのです。

②ビジネスに直結したプロダクト開発

なぜSaaSなのかについての回答2つ目は「ビジネスに直結したプロダクト開発」です。
私はビジネスサイド出身ということもあり、売上やユーザ数等の数字が伸びていく様や市場でどんな課題が現存するかにアンテナを張るみたいなビジネス面にも強い関心があります。

SaaSは「プロダクトの成長」=「ビジネスの成長」であるため、ビジネスサイドを理解したプロダクト開発が必要不可欠だと思っています。
また、ビジネスサイドにとってもエンジニアサイドと協業することによる提案や施策の策定が重要です。

どちらが優位なわけでもなく、あくまでプロダクトの成長をObjectiveとしてビジネス/エンジニアが分業してアウトプットを出していくSaaSに私は惹かれました。

さいごに

なぜSaaSなのかに対する私なりの結論を言語化しました。
現状の結論は以下の2点です。
1. 課題解決に対する手触り感があり、スケール可能性も秘めている
2. ビジネスに直結したプロダクト開発ができる
私の中ではとても腹落ちして、今まで言語化できなかったもやもやが晴れました。

まだSaaSエンジニアとして駆け出しな自分ですが(本記事執筆時点では駆け出してすらいない)、SaaSの真髄を極めるためにこれからも精進してまいります。

是非SaaS界隈の先輩方の意見もうかがいたいと思っています。
良ければシェアやコメントをよろしくお願いいたします。

以上です。


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