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いろいろと思いつくのに行動しないのはなぜか?2 自分の行動を止めるもう一つのブレーキ

思考と行動シリーズその2は行動を止めている理由をさぐります。

前回は自分の内側にネガティブなメッセージ「ブレーキ」があるということをお伝えしました。この「ブレーキ」は他者(多くは親をはじめとする養育者)から受け取ったメッセージであることが多いです。

今回は、自身で創り出した行動をとめるメッセージについてお伝えいたします。

自分で創り出したメッセージは人生決断といい、自分の生き方を決める決断をして、それがずっと自分の中の一つのルールとなってしまいます。

私の場合、学生時代に論文を書くのに非常に苦労しました。自分の中ではこれでもかというくらいにチェックを繰り返して、完璧な形で提出しました。書き終えた後に、先輩に「大久保よく頑張ったな」と言ってもらったときに「もう二度とやりたくないです」と応えました。実はこれが私にとって物事を完璧にやらない決断になっていました。

だから何かをやり始めても途中で辞めてしまい、実にならないということを繰り返していました。

この決断は自分が非常に苦労した経験を避けるためにしたものです。よく言えば自分を守るため、別の言い方をすると楽をするためにつくった決断です。

自分の中で考えたアイディアをなかなか実行に移せないときのもう一つのブレーキがこの人生決断であることも珍しくありません。

人生決断と他者からもらったメッセージは根深く、まず気づくことがありません。しかし、気づくことができれば、解除していくことが可能になります。

自信の行動を止める理由を探っていくことはできない自分を責めるのとは違って建設的な思索です。

自身の内面をぜひ探ってみてください。

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