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「ポジティブ思考になろう!」は正しいのか?コラム28



ポジティブに考えるとすべて良くなる。これが前向き思考で、なんでも肯定的に考えることが良いことだ。ネガティブに考えることは良くないことだ。

こういった前向き思考が今でも心の世界や自己啓発の世界でもまかり通っています。

気分が前向きであると、行動もします、人とも積極的に関わろうとします。前向き思考は良いことをたくさんもたらします。

この状態を長く続けたり、これが普通だという人もいます。そして、そういう人は世間の注目を集めたり、経済的に豊かになっていったりもします。

こういった姿をみて、「前向きに考えると良くなるんだ」と人に勧める人、真似をする人が出ました。

かく言う私もその中の一人です。かなりこの考え方に傾倒して、頑張った時期がありました。

目標を設定して、行動計画を立てて、アファメーションをして、高額なセミナーに出て・・・・そういうことをしていました。

それなりに結果の出たこともありましたし、得たものもあります。でも、何かしんどいのです。「そんなに頑張らないといけないのか??」という思いが湧いてきたのです。

ネガティブなもの、マイナスな考えを一切排して本当に楽になれるのだろうかという思いが強くなりました。

実は、この考え方は片手落ちだと後に気づきました。

というのも、前向きな自分、頑張る自分は、私の一部であってそれはすべてではないのです。

落ち込んだり、へこんだり、ねたんだり、悲しんだり、恨んだり、憎んだり、怒ったりする自分も、確かにいるのです。

そして、そういう自分にも肯定的なまなざしを向けないと、このしんどさは抜けないなと感じたのです。

頑張る自分も頑張らない自分もOKそうやって、ネガティブな自分にも〇をつけていくことが、

ありのままの自分を大切にして生きることにつながるのだと感じております。

あり会は肯定しにくい自分をありのままに出して、互いに認め合う場として整っています。

どんな自分もOKになるために場を続けていきたいなと切に願っております。

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