見出し画像

親子でプレバト!!38

母が創作。息子が添削。
親子で俳句教室の第三十八弾。


今回の私の句は、

滲む落葉掻くつま先のアンドゥトロワ


息子 「面白い句だね。」


今年のフジテレビヤングシナリオ大賞受賞作、ドラマ「踊り場にて」のワンシーン。
主人公は、バレエを諦めて教員になったもののどうしても夢をあきらめきれず海外に渡り、コンクールに挑戦するも結果は出ず。これが最後と臨んだコンクールにも敗れ、公園で涙ぐみながら、足でアンドゥトロワを描いた。
その時、落ち葉がパッと舞った。そのシーンが凄く素敵で、『あっ』と即座に俳句ができました。

初めは、
落葉滲むつま先で描くアンドゥトロワ
      ↓
滲む落葉つま先で描くアンドゥトロワ


まてよ。
確かにバレリーナがつま先で円を描いていた。それも印象的だった。
が、私が一番詠みたかったのは、弧を描いたつま先が落葉を掻きパッと舞った光景。
だから、描く→掻くにした。


私 「情景はわかる?」

息子 「わかる。まずアンドゥトロワで大体の人はバレエを想像するんじゃないかな。ましてや、つま先と書いてあるし。つま先で落葉を払う感じ。才能アリあげてもいいんだけど、気になる所も幾つかあって。」

ここから先は

1,735字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?