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京ことばで語る源氏物語

先日、「京ことば源氏物語」の朗読会へ行きました。語り手は、山下智子さん。

実はわたくし、先月からオンラインで〈源氏物語の朗読会〉に参加しています。

恩師から生前、「源氏物語」のレッスンを受けていたお仲間が声をかけてくれたのでした。共に舞台に立った仲間でもあります。

恩師が亡くなって1年になる6月に、数名で偲ぶ会をやりたいと声をかけていただきました。師の遺影の前で「源氏物語」を回し読みし、お仲間がCDにしてくださいました。私の大事な宝物です。

恩師亡き後も私はずっと舞台に立っていたので、忙しいことを知って声をかけられずにいたが、6月末に私が舞台を終えたら、7月から入らないかと声をかけてくださいました。
お誘い嬉しく、早速、参加させてもらっています。私を含めて5人。ライン電話で通話しながらやっています(笑)。

そのお仲間から声をかけていただいた今回の朗読会。いや〜、素晴らしかったです〜♡


京ことばを話すことは関東人には無理なのでそこはさておき、勉強になると思い伺いました。京ことばは柔らかくて良いですね。
まあ、その完成度、素晴らしさ。

山下智子さんは、仲代達矢主宰無名塾で学んだ方。舞台、TV、ラジオで活躍。朗読劇、映画番組、文楽人形芝居での語り、電子辞書や教科書CD等での朗読等々、とプロなわけです。しかも、京大を卒業され、京都府立大学名誉教授、という才女であらせられ…。

容姿端麗でお人柄も素晴らしく、知性も実力もあり…完璧な語り。
京都ご出身なので、和装も身についていらっしゃる。舞台の時だけ着物を着る私とは違います。

お歳はおそらく私と同じくらい。
でも、うっとり見惚れてしまうほどお美しく、耳からは心地よい素晴らしい語り…。

朗読を勉強していない人であれば、「上手ねえ」で終わるのかもしれません。が、自分も勉強している身、その難しさがよくわかるわけです。『こうは読めないよな』と。底力の凄さに唸りました。

たとえ才女であっても、朗読を勉強しただけでは、ここまでは無理かもしれません。無名塾で芝居の基礎がしっかり身についているからこそ表現できる“語り”なのだ、と思います。

もうお美しさに脱帽、お人柄に脱帽、語りの素晴らしさに脱帽。
素敵な時間を過ごさせていただきました。感謝✨

次回は、10月22、23日だそうです。場所はまた、〈アトリエ第Q藝術〉。「成城学園前」駅より徒歩3分です。

私もまた、足を運ぶつもりです。
お仲間のおじさんは、もうすっかりファンになり、受付で次回予約も済ませられました(笑)。ご一緒に写真もと頼まれ、シャッターも押して差し上げました〜(笑)。

コロナ禍で2年ぶりの開催だったとか。山下さんは、少し涙ぐんでおられました。もし、お近くの方で「源氏物語」がお好きな方おられましたら、おススメです!(webにて事前予約が必要です)

また、話は変わりますが、先日、NHKで特集ドラマ「ムーランルージュ」が放送されました。
実は、舞台で「ムーランルージュ」を共演したお仲間たち。皆、テレビで拝見しました。

今回のドラマは、戦前〜戦後まもなくのムーランルージュを描いたもの。斎藤憐脚本の「ムーランルージュ」は戦後まもなくから。と、違いはありますが、懐かしく拝見しました。

新宿に赤い風車がシンボルだった芝居小屋、「ムーランルージュ」。

舞台を観に来てくれた友人が、「今、ムーランルージュのドラマを観ています」とメールをくれました。
コロナ禍で久しく会えておらず、ちょうど私も『どうしているかなあ…』と思い、残暑見舞いを書こうと葉書を買ったところでした。
『以心伝心?』と嬉しくなりました。
すぐに残暑見舞いを書いて出しましたら、電話をくれました!(*≧∀≦*)

細やかだけど、大きな幸せ(#^.^#)

ありがとう♡

最後までお読みくださり、ありがとうございました(*≧∀≦*)

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