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親子でプレバト!!①

ド素人の私が俳句を作ってみたい、と挑戦するシリーズ。(勝手にシリーズ化するのね…)

第一作目。

「母の顔浮かべて今朝は梅仕事」


「今朝、俳句を作ったよ!」

と、息子に勇んで披露する。


「うーん……」


「まず、『母の顔浮かべ』から始めたところがもう“凡”なんだよなあ…」と、指摘される。


『ああ、そうか。確かに…』


「〈今朝は〉の「は」が強いかな。今朝「の」くらいで良いんじゃない?少し強調しすぎだと思う」


はあ、確かに…』


「〈は〉という助詞は強いから、その言い切りが完全にハマった時でないとなかなか使いづらい。ここぞという時に使わないと難しい。」


『〈の〉の方が綺麗ね、確かに』

「もし〈は〉を使うのであれば、前半をもっと特別感というか、こういう事で今朝は梅仕事をしていると強調して言う必要がある。」


「良かった点としては、梅仕事で結んだ点かな」


『ああ、そう。ありがとう、一応、褒めてくれて…』


「まあ、前半の素材が俳句として面白みを持たない以上、これ以上の展開や情景の広がりが望めないから、直したとて“凡”かな。後半のフレーズは悪くないから、前半をもっと考えてみては。」


『……難しいな…うーん(^◇^;)』

『添削するとしたら、どうなるかしら…?』

息子暫し考え、


梅仕事亡母の歳となる今朝に



「[母の顔浮かべて]を[もう母が亡くなった歳になったんだな]と発想を飛ばして詠んだ句。」

『早逝されたお母様とか私より年上の方なら詠める句だね。素敵(^-^)』



梅仕事母の七回忌の今朝に


『なるほど〜。『在りし日のお姿を偲んで敢えてその日に梅仕事をされているのかな』とか、『きっと生前よく梅仕事をされていたお母様なんだろうな』という人物像も想像できる感じがするね!』



俳句初心者あるある、[母の顔浮かべて]と直接的な物言いをしてしまったところ。助詞の使い方。


気落ちする母を気遣ってか、

プレバトなら60点くらいもらえるんじゃない?と、慰めの言葉をかけてくれました。


いずれに致しましても…


かくして、凡人査定とあいなりました第一作目でございます。(チーン……)



*字面だけを見ると随分厳しく思われるかもしれませんが、息子の口調は優しく、顔は笑顔です(笑)
親子で俳句教室、和気藹々と執り行われております(笑)



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