絵で見る「ようかいとりものちょう乙 古都怨霊篇」壱~参(9巻~11巻)
以前はお知らせや裏話のようなものをTwitter(現・X)のモーメントにまとめていたのですが、現在は編集も更新もできないので改めてnoteに投稿、以降はnoteの方でpostをまとめます。
過去tweet(現・post)から画像抜粋紹介noteです。
牛鬼の牛車
古都怨霊篇では公家の出番が多いのでちょいちょい牛車も出てくるのですが、引いてる牛はただの牛ではなく牛鬼という妖怪です。
九尾の狐が闇に舞う
八咫の鴉が死を招く
十六夜双鬼が血に笑う
▼流れ者の一本だたら、貴船の鬼女▼
一本だたらは好きな妖怪なので描いてて楽しかったです。
鬼女は肩幅とか爪とか強そうに描けたので気に入っています。
▼蛇骨婆と骸骨狼▼
ヒロインの妖巳のモチーフが蛇妖怪なんですが、蛇骨婆も蛇に関わる妖怪なのでこれは蛇キャラ対決か!と思いながら描きました。
骸骨狼は彩乃さんがベースを作ってくれたものを仕上げました。グロすぎず可愛すぎず、不気味なんだけど気持ち悪すぎない絶妙なバランス。頭から尻尾にかけて毛皮が残ってるのが好き。
献本から印刷のはなし
公家たちが並んでるところ、なんかボスキャラがズラッと並んでる感があって頭の中でステージセレクトBGMが鳴り響きますね…
たぶんこの公家たち、ステージ途中の部下がまず強いと思います。
この後の巻で、意図よりも暗く印刷されることが増えた気がしたので印刷所へ見学へいってオペレーターさんにいろいろとお話をうかがったのですが
画面の明度や濃度を調整する際に「文字が黒く見えるようにする」という命題があること(当たり前ですね)
あと「印刷時に紙がインクを吸う」という特性を聞いて納得しました。
とりものちょうの場合、割といい感じに耐久性がある柔らかい紙と優しい発色のインクが使われていますが、これらの印刷時の特徴は聞いて良かったと思いました。要は、昔のゲーム機がハード毎に出力で色や滲みが違うみたいなもんだなあって。
最新シリーズの作画では紙とインクのこと、そこら辺での特性と効果を意識しながら画面作りをしています。
大崎さんが気に入っているという、兆幻坊と多々羅左右膳
実は私も気に入ってます。
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