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【大人の音遊び】 『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』を聴いたことがあるかい?
最近、人生で初めてフォーク・ソングを聴くのにハマっている。
昨夜いつものようにフォークについて調べていた中で
加藤和彦さんという音楽家の方が2009年に自死されていたこと、
とても聴き馴染みがあった「あの素晴らしい愛をもう一度」を作曲&歌唱していた方だと初めて知った。
もっと調べていくと2007〜2009年にかけて
THE ALFEEの坂崎幸之助さんと“和幸〈カズコウ〉”という音楽ユニットとして活動されていた過去を知り、
Amazon Musicで1stと2ndアルバムが配信されていたのでさっそく聴取中。
1st
2nd
とても遊び心満載な音楽を奏でていたのだなと知りつつ、
2ndアルバムの楽曲の中で特に強烈に衝撃を受けた楽曲がある。
それが
「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」
坂崎さんメインVo.、加藤さんハモり等 担当、
そして1975年にこの楽曲を作詞作曲された
かまやつひろしさんがスキャットを担当された
オシャレな大人の音遊び カバー曲。
※ゴロワーズとは、1910年にフランスで生まれたタバコの銘柄とのこと
THE ALFEEでの坂崎さんとはまた違う
語りかけるように色気を含んだ低音歌唱がめちゃくちゃカッコよく、
演奏面も垢抜けていた。
さらには歌詞の後半に激しく頷ける言葉や
何かに凝ったことがありすぎる人生なので
まるで肯定されているような気分になった。
原曲合わせてお気に入りの楽曲に。
1975年という昔も昔なのに、
こんなに洒落た音楽が世に放たれていただなんてビックリの一言。
【 最後に 】
和幸の2ndアルバム『ひっぴいえんど』の特設サイトがまだ生きていたので、
その中の制作秘話インタビューを一部 引用シェア。
10、「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」
加藤 これ、幸ちゃんが突然「やろうよ」って。うちで、ちょっとしたプリプロやってて、幸ちゃんが「これ、やりたいな!」って言って。「歌詞あるかな?」って検索したら、出て来て、もう、即、僕がオケを作ったよね(笑)。で、すぐ出来ちゃって。
坂崎 僕、かまやつさんのバック、やってたことあって。その時に一緒にやらせてもらってたんですよ。
加藤 似てんの!。
坂崎 そうですね。やっぱりず~っと(かまやつさんのを)隣で聞いてましたから(笑)。
加藤 ハハハハハハ。でも、かまやつさんのは、もっとイイカゲン(笑)。
坂崎 それで味があるんです、逆にね。サビで2声でハモるっていうのは、かまやつさんも、結構、喜んでましたよね。
加藤 これはもう、至難の業!(笑)。
坂崎 これが一番大変だった(笑)。
加藤 「勝手に歌っといていいよ」って幸ちゃんに言ったのはいいけど、ハモるのが大変だった(笑)。
坂崎 結局、ラップじゃないですけども、言葉のノリが…
加藤 字余りの極地だもんね、これ、歌自体が。で、最後、「どうせならムッシュ呼ぼうよ」って、電話かけたら「いいよー!」って来てくれて。♪シャバッダバ~ッ♪ってやってくれた。
坂崎 意外と本家の方は、タワー・オブ・パワーが入ってて、なんかもっと…
加藤 わけわかんないよね、ボボボボ・ボボボボ言っててね(笑)。
坂崎 そうなんです(笑)。だから、これの方がなんかフランスっぽい感じがするんですね。 “トレビアン!”、“アザブ・ジュバ~ン”な感じが!(笑)。
*かまやつひろし作品のカバー曲。ソウル・ジャズ風の演奏だが、アコーディオンが参加するなどフレンチ的な趣のサウンドを展開。トゥーツ・シールマンス風のハーモニカが洒落た大人の味わいを醸し出しているのも一興。かまやつひろしのスキャットも洒脱で、作品を味わい深いものにしている。
和幸『ひっぴいえんど』特設サイトより
和幸 カバーVer.
かまやつひろし 原曲
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