働き方改革?本当??働きたいのに働けない。

 短時間で働ける場所は本当に少ない事を思い知らされる。

体力的問題もある為、仕事の幅は狭められ、ここならと思うのが、事務系の仕事だった。

以前、福祉の相談員をしていた際、クライエントが飲食やコンビニのバイトをしていたが、職場の人手不足で短時間勤務は愚か、長時間勤務を迫られ、シフトの増加、辞めたくても辞められないという悩みをもつ方が多く、飲食や、コンビニの求人は除外していた。
 事務系の仕事から徐々に身体をならし、空いた時間に好きな事を仕事にできるよう準備しながらも、体調を整えたいと考えていた。

期待はしていないつもりだった。

事務の求人広告に1日4時間からOKという記載をよく見かけた。
しかし、そんな仕事が本当にあるのか?
きっと、最初は4時間勤務でも、いずれ6.7時間と迫られるのだろうと思っていた。

派遣会社へ、登録へ伺う。話を聞くと1日6時間からしか採用枠がないとの事。
現在、4時間枠は、前から雇っている主婦等で埋まっているそうだ。

それで、数カ所の派遣会社に、登録、問い合わせを行ったが、
この1件だけで、他の殆どの求人は実際には4時間という枠での募集はなく、短くても、6時間から。

派遣会社によっては、休憩を含まないというところもあり、愕然としてしまう。

あんなに広告には、4時間でも、勤務可と謳っているが、実際はほとんど存在せず、

短時間で働ける職場は圧倒的に少ない事を思い知らされた。

この世の中、私のような、原因のわからない体調不良等の理由や何かしら病気、障害をもつ人、また子育てしてる世代は、どうやって働けというのか。

こんな働き方しかなければ、そりゃ少子化になってもおかしくないとさえ思ってしまう。

私なりに、派遣会社や、短時間勤務を募集している数少ない企業を問い合わせ、面接まで至るが、体調不良である事を説明するとあからさまに難しい顔をする人もいた。

しかし、体調が悪い事を隠して入社したとしても、迷惑をかける事になりかねない。

去年の12月は、退職を考えて良かったと思う程、年休も消化しきり、無給の扱いになる休暇を取るほど、体調が安定しなかった。

なので、私は、面接時に
採用者からとりあえず、6時間は無理かと聞かれた時、
一旦悩んだが、

自分が、やはり4時間からが良いと折れなかった事は、自分を守る為、自分を労ったとても良い選択をした。と家に帰り改めて自分を褒めた。

身体が1番。自分よ有り難う。

1月後半から始めた就活。

私は今まで、就活はスムーズに行く方だったので、こんなに苦悩したのは初めてだった。

働きたいのに、働けない。これがどれだけ、辛いか。

 私は相談員という仕事を経験し、私自身が、鬱になる事はないだろうと思っていた。
しかし、毎日求人を見つめ、応募し、落ちる。それでも、自分を奮い立たせ同じことを繰り返す。

それはとても大きなストレスとなり、自信を失っていった。

結局、何十社も受け、やっと4時間。
いや、5時間勤務で雇ってくれるところに出会えたのは5月の事だった。

 私は働き方に対して、自分にあう、働き方を模索しながら、
私のようにこんなに悩む人が少なくなるようにもっと自由なシフト、多様性を受け入れた社会働き方はないのか。また、それが当たり前になるような社会。私でも何かできることはないのかと考えるようになっていった。

こんなに苦悩する体調不良や経験は
きっと、私に何か使命があるからではないのかと思うようにもなっていった。

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