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タッチ

朝のキッチンや寝る前、何となく聴く音楽。
先日もApple Musicで聴いていたところ、懐かしい曲が流れてきた。

それは「タッチ」アニソン大全集だった。

昭和60年からTVアニメ放送されていた人気野球漫画である。
当時、昭和を代表する野球漫画と言えば「ドカベン」や「巨人の星」といった、男性視点からの物語が主流だった(と思っていた)が、あだち充さん原作の「タッチ」は当時中学生だった私のハートを見事につかんでくれた。

「タッチ」
「君がいなければ」
「愛がひとりぼっち」
「青春」
「チェ!チェ!チェ!」
「約束」
「情熱物語」

次から次へと流れてくる岩崎良美さんの曲に、私の昭和脳は一気に「タッチ」の世界へと引きずり込まれた。

「朝倉南」役の声優、日高のり子さんの声は今でも直ぐにわかる。
(NHKのあさイチに出てきてくれて嬉しい)

80年代アイドルの曲はよく聴くが、今回たまたま流れてきたタッチにハマってしまった自分が不思議である。

それは、引き出しの奥にしまわれていた箱を開けたら、懐かしい思い出があふれ出てきたような、そんな気持ちだろうか。

音楽によって記憶がよみがえる、という感覚が新鮮だった。

おかげで見つけた日から、ほぼ毎日聴いている。

このアニメにまつわるエピソードがあった、というわけではない。

だが、「思い出に浸る」とはこういうことなのか、という感覚を味わわせてもらっている。

飽きるまで、しばらく聞き続けるんだろうな。

そういう時間を得られた(思うことができた)ことが有り難い。

今日もありがとうございます。

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