サカナクションの曲聞こ。

昨日のサカナクションの山口一郎さんの特集、バシバシ刺さった。
録画しておいてよかった。

うつ病の特集の中でもかなりリアルだったなと思う。
当事者の山口さんの様子、マネージャーさんやメンバーの方々の周りの皆さんの様子。
どっちもすごくリアルだった、この番組を受けようと思ってくれたことに同じ病気の私はまずとても感謝。
ちゃんと見せてくれたことに感謝したいってすごく思った。



山口さん側の私は症状はあらかた経験済みだし、物の考え方も聞いてて「あー……なーんか心当たりあるぞー?」ってあちこちで思いながら見てた。

ここだけの話、病歴は私のほうが多分少し先輩だ。
始まりは就職先の諸々。
人の心を持たずに社会に出てる大の大人って結構いるんですよねぇ…あぁはなりたくないわぁ。


好きなものからできなくなっていくというのは本当。
私はゲームと読書が好きだったんだけど、うつの始まりの時は一切出来なかった。
やろうという気力も湧かなかった。
文字を読む体力もない、操作とかシステムを覚える気力もない。
そもそも何かに対して精力的になるっていうのが無理。
精根尽き果てた結果なんだから、それもそうかもなと今になって振り返ると理解出来る気もする。

心が落ち込んでる時に来る「どうしようもなさ」という感情が辛い。
なんだかすごくいろんなことに対してそう思う時がある、どう頑張っても身動き取れない感。
それが続くと色んなことを辞めて自由になりたくなる、生きていくこと自体もどうでもよくなっていく。

それは今もそうで、人混みに出たとか気を張る日の翌日の朝はキツい。
昼に少し良くなって夜にメンタルが落ちることが6年経ってもずっとある。
色んな人やものに引き上げてもらって生きてる。

うつ病って、命に関わる病気だよな〜

山口さんは伝えるのが上手い人だなぁと思った。
さすが、表現し続けてる人。
「うつ病ってみんな持ってると思うんです」のところは、私もそうなんだろうなと特に思っていた。
健康な人だってストレスが加われば落ち込む、それが自分ではどうにも出来ないくらい膨れ上がった結果こうなるんだよね。

私があんなふうに自分の病態を伝えるとなったら、もっとあいまいでぼんやりした抽象的な表現ばっかりになりそう。
「なんか〜」とかたくさん言っちゃいそう。

身の回りの人もすごい。
耐えたこともたくさんあったと思うけど、あそこまで理解して頑張って受け入れてくれるなら大丈夫だろうなとなんとなく。
メンバーの方々はもちろんのこと。
個人的には友人の原さん、マネージャーさん、社長さんはファインプレーだと思う。


これまで、サカナクションでなんとなく知ってて歌えるなと思うのは『新宝島』だけだった。
あとは、曲名は知ってるけど聞いたことないとか。
ワンフレーズ知ってるけど曲名知らないとか。
昨日の特集中にいくつか曲が流れてて、フルで聞いてみたいなと何度も思ったから聞いてみようと思う。
私も諦めたくないほどの好きな物が見つかればいいなぁ。

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