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【小説】有明の月(全52話)story.27

構想/岩清水緑風
共同脚本/岩清水緑風・朝倉香絵
執筆/朝倉香絵

前回が気になる方はこちらからお読みください。


第二十七話

今年も盛況のうちに酒蔵ツーリズムが終わり、ひと段落ついた鈴花が言った。
「先生、きょうかさん、お祭りの片付けも終わったので、よろしければまたドライブ行きませんか?どこか行きたいところはありますか?」
「お疲れ様でした。今年もお客さんがたくさん来てたね。行きたいところはいろいろあるけど、、、あ、そうだ!鈴花さん、たけのこ掘りって興味ある?」
「たけのこ掘りですか?食べるのは好きですけど掘ったことはないですね。でも、ちょっとやってみたいですね。」
「じゃあ行ってみようか。この前、僕たち大楠を見に武雄に行って来たの。武雄神社の奥にある大楠と塚崎の大楠を見て、最後に川古まで行ったらね、大楠の隣に物産館があって、たけのこ掘りしませんか?って張り紙してあったの。4月の土日にやってるんだって。」

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