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#13 飢饉は、リーダーの人徳が無いから起こる!

日本の歴史においては、その時代ならではの価値観がありました。今回は奈良、平安時代の特有の価値観を紹介します。

それは、飢饉や災害が起るのは、天皇の人徳がないからだというものです。

干ばつによって飢饉が起ると、まずは、社寺で雨乞い(あまごい)を行なって、天に、雨を降らせてくれるように祈ります。

しかし、それでも干ばつが収まらないと、天皇は大赦を行ないました。大赦とは、刑務所に入っている人を釈放することです。

722年(養老六)の詔には、「除陽が乱れて、災害や干ばつがしきり にある。名山に階用をささげ、天神地祇を祭ったが恵みの雨は降らない、 これは朕の徳が薄いためにおこったことであろうか。天下に恩赦を行うこととする」として、獄につながれている者をすべて釈放するよう命じている。

気候で読み解く日本の歴史―異常気象との攻防1400年 田家 康 (著) pp41

天皇が罪人の罪を許して解放する = 天皇に人徳がある = 干ばつが収まるという理屈です。

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