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#91 より多く飛行機に乗り遅れよう?

みなさんは飛行機に乗るとき、離陸の時間までどのくらいの余裕を持って空港に着いていますか?

なるべくぎりぎりに行って空港での待ち時間は短くしたいという気持ちと、トラブルが起って空港に着くのが遅れたときに飛行機に乗り遅れたくないので、なるべく早く着いていたいという気持ちがぶつかります。

離陸のどれくらい前に着くのが、一番待ち時間が少なく済むのでしょうか

条件を、

飛行機に30回乗った
10回に1回の割合で渋滞につかまって空港に着くのが10分遅れる。飛行機に乗り遅れた場合、次の飛行機まで5時間空港で待つ。

と仮定して、2つの場合を考えてみましょう。

①毎回出発の1時間前に着くように行く

この場合、ちゃんと余裕を持っているので、渋滞につかまって遅れた時間+ロビーで暇をつぶす時間は

30回 × 1時間  

= 30時間 が合計の待ち時間です。

②毎回出発の10分前に着くように行く

この場合、10分遅れると飛行機を逃してしまうので、渋滞につかまって遅れた時間+ロビーで暇をつぶす時間は

無事乗れた場合(10分 × 17回)+ 乗り遅れた場合(5時間 ×3 回)+渋滞で捕まっていた時間(10分×3 回)

= 170分 + 15時間 +30分

=18時間20分 が合計の待ち時間です。


ということで、この場合毎回ぎりぎりに空港に着いた方が、合計の待ち時間がかなり少ないという、ちょっと意外な結果になりました。

これ、飛行機に乗る回数が多ければ多いほど、待ち時間の差は広がっていきます。今回試した30回だと待ち時間の差は11時間40分でしたが、100回だと約47時間になります。これは大きいですよね。

出張とかで飛行機に乗る回数が多い場合は、毎回ぎりぎりに空港に着いた方が待ち時間の節約になるかもしれません。

仕事で行くんだから、遅れるわけにはいかない?
それは知りません(笑)

逆に、旅行とかで年に数回だけ飛行機に乗るくらいであれば、空港には余裕を持って着いた方がいいでしょう。お買い物も楽しめますからね。



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最後までお読みいただきありがとうございました。

参考資料、使用させて頂いた画像など

Jan VašekによるPixabayからの画像 




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