LIVEは楽器が全てじゃない!~あなたのLIVEをやりたいを応援するブル∞の挑戦~
どうも、ブルドック∞でバンドリーダーを務めています、インフィニ魔翔平です!
いきなりですが...
ブルドック∞って何だよ...?
初めての方はそう思ったことでしょう...
ブルドック∞とは、とある団体で結成されたバンドのことです。
団体の中では定期的に行われるイベントで演奏を披露し、
公の目に触れることはなく、3年間、活動してきました。
さて、ここはnoteという様々なバックグラウンドを持った方が
数多の記事の中から一つの記事に巡り合い、
新たな知見を獲得する場所。
こんな場所で公にも姿を現さなかったブルドック∞というバンドをしっかり紹介しても「?」でいっぱいになることでしょう。
そこで、この記事ではブルドック∞について記事を書くのではなく、
ブルドック∞というバンドが何を考えて、LIVEに挑戦したかという
"バンド"、"LIVE"という概念について考えさせられる記事を書きたいと思っております。
この記事を読んで、自分もバンド、LIVEをやってみたいという気分になってもらえたら、幸いです。
よろしくお願いします🙇♂️
ブルドック∞の挑戦 ~その1~
表現力を武器にして唯一無二の空間を作り出す
コンセプトに沿って常に表現の仕方を変容させる
あなたは、バンドという言葉を聞いてどんなイメージを思い浮かべるでしょうか...?
こんな感じでアーティストのカバーを弾いたり、歌ったりして
音楽をかき鳴らすイメージが強いと思います。
が、しかし...
ブルドック∞は「何かを表現したい」という純粋なアーティスト思考で
バンドを結成しました。
その表現したいというものは、なんと...
「家族の絆」と「無限の可能性」という全くバンドに関係のない概念でした。
(ブルドック∞のコンセプト)
"家族の絆"と"無限の可能性"を軸に演奏するバンド
僕たちのメンバーは家族のようなアットーホームな雰囲気があったのと、
一時期、自分がインフィニティという言葉の響きが好きだったので、
上記のコンセプトを軸に活動することにしました。
なんともゆるい理由ですね(笑)
言葉で説明するのは難しいので、実際にどんなことをしてきたのか
書きたいと思います。
初めてのLIVE(2018/11/6)
初めてのLIVEでやった楽曲は「積水ハウス」の歌、
そして、「にんげんっていいな」の二つの楽曲でした。
家族のアットホームな雰囲気をメロディに乗せられる曲はこれら二つだろうと考えて、演奏することにしました。
さらに、楽曲の間に挟んだ意味不明な寸劇や宗教チックなことも無限の可能性を表現していました。
二回目のLIVE(2019/4/6)
二回目のLIVEはNHK朝ドラの「半分、青い」が流行っていたこともあり、
家族の結びつきを強く感じさせるようなドラマだったことから、
「アイデア」という曲を演奏することにしました。
無限の可能性はこの団体に入ってくる新入生を驚かせたくなかったことから、控えめにしました。
三回目のLIVE(2019/7/7)
三回目のLIVEはこれら二本柱を強調したような仕上がりにしました。
「オペラ座の怪人」で二つの柱のうち、無限の可能性の方を
押し出してミステリアスな雰囲気を作り出しました。
また、「家族になろうよ」を演奏することでバンドで築き上げてきた
家族の絆を歌に乗せて奏でました。
成功したかのように書いていますが、あまりにも宗教色が強くなってしまったことや、グダグダの演出だったため、ブル∞史の闇の公演となってしましました....
四回目のLIVE(2019/10/30)
そして、四回目のLIVEでは三回目のLIVEがあまりにも、
コンセプトに飲み込まれてバンドという形が崩れてしまったので、
当時、流行ってた「天気の子」の挿入歌でアップテンポだった「風たちの声」と一周年記念ということで再び「積水ハウス」を演奏しました。
ブルドック∞のあたたかい雰囲気が落とし込まれた
二つの曲を用いた演奏はバンド再建にふさわしい公演となりました。
五回目のLIVE(2021/2/13)→<ブルドック∞最後のLIVE>
そして、ブルドック∞最後の公演はコロナウイルスの影響を受け、
延期に延期を重ねて、「さよならぼくたちのようちえん」で締めくくりました。
ブルドック∞のメンバーが3人、卒業してしまうことからその悲しみを温かくほのぼのした雰囲気で終わらせるために、この楽曲にのせて披露しました。
演奏の前後に一緒にご飯に行った時の画像や、これまでのブル∞の映像を流すことで
どれほど家族としての結びつきがメンバー間で
強かったかということも発信しました。
と、ここまで長くなってしまったのですが、
このように、
演奏するという行為にシナリオやコンセプトにあった楽曲を持ってくることで独特の雰囲気を醸し出し、周りを凌駕してきたというわけです。
ブルドック∞は「家族の絆」と「無限の可能性」という二つの軸があったからこそ、多様な表現を可能にし、唯一無二の空間を形作ることができたんですね。
ここまでは、ブルドック∞がコンセプトに沿って多様な表現を可能にさせたという"基盤"の話。
実は、ブルドック∞はここから飛躍的な進化を遂げたのです。
ブルドック∞の挑戦 ~その2~
オンラインLIVEの可能性を広げた
更になんでもありな
オンラインLIVEでブル∞の強みを表現した
ここまでブルドック∞が表現することを重視して、
様々な楽曲を奏でてきたことはおわかりでしょう。
しかし、コロナの影響で対面でLIVE活動をすることが難しくなってしまいました。
また、メンバーも五回目のLIVEを機に大幅に去ってしまい、
わずか二人だけでバンドを推し進めることになってしまったのです。
そんな中、ブルドック∞が守ってきた物は「家族の絆」と「無限の可能性」
ということを思い出し、3つのことを挑戦しました。
1. CGを用いてメンバーのアバターを作り、
同じ空間で演劇、コントをさせる。
2. 楽器をDTMを使って代用し、今までのブル∞が築いてきた雰囲気を基に
オリジナルの楽曲を作る。
3. 楽曲の合間にやっていたコント、演劇を更に押しだし、
編集技術で視覚的に訴えるエンタメ表現を作る。
CG、アニメーション技術、ボーカロイド、動画編集技術など、
パソコンの中に先人たちが築いてきたエンターテイメントの表現の仕方があったことで、
メンバーが足りない中でもコンセプトに沿って新しいLIVE表現の仕方をすることが可能になったわけです。
六回目のLIVE(2021/6/26)→<新世紀ブルドック∞として復活>
メンバーが二人になってしまっても、ブルドック∞が大切にしてきた
コンセプトは表現できるのだという想いをCGでの演劇、オリジナル曲、
そして長年やってきた「積水ハウス」の楽曲に込めて全力で披露しました。
一人で作業する割合が多くなってしまったのですが、
コンピューター上にLIVEに使えるエンタメ要素がたくさん溢れていることには驚きました。
そして、ブルドック∞はオンラインLIVEの可能性を更に広げます。
メンバーを更に加えることで新たな表現ができないかということを模索し、
加えて、3つの事に挑戦します。
1. 家族の絆とは何なのか?新しく交えたメンバーと接することで
その真理に迫る。(THE 哲学)
2. CG、動画編集技術、合唱、オリジナル曲を駆使して、
ブルドック∞のコンセプトの強化を推し進める。
3. オンラインLIVEにありがちな観客を置いてけぼりにしてしまう要素を
観客にリアクションを促すことで防ぐ。
今までのブルドック∞は自分たちの表現したいものをバンドで披露して
満足していたところがありましたが、
今回の公演ではしっかりとメンバーと向き合い、お客さんに向けて
演奏を披露するという決断をしました。
七回目のLIVE(2021/11/13)→<新世紀ブルドック∞として二回目の公演>
積水ハウスのようなあたたかい音楽を基に演奏する楽曲を考えた結果、
働く人たちの気持ちをホッとさせる「いすゞのトラック」、
そして、映画「耳をすませば」で主人公が周囲の音楽仲間と一緒に演奏するシーンで雰囲気が和んだ「カントリーロード」が思いつきました。
更に、オリジナル曲で最初は脆かった絆が段々と結びつきが強くなっていき、絆ボールとなることで光り輝いたという曲調、歌詞にすることで
新しく加わったメンバーとの絆の形成を歌ったオリジナル曲にしました。
その他にもシナリオや、CGに力を入れたことでオンラインLIVEとしての
新しい楽しみ方を提供したことも今回の公演の特徴でした。
ここまでざっくりと書いてきましたが...
ブルドック∞は当初の「家族の絆」と「無限の可能性」という二つの軸を
大事にしたことで、オンラインになっても表現の仕方を見失うことなく、
最先端のエンタメの技術を取り入れてバンド表現の形を大きく広げたわけです。
オンラインLIVEでは、対面で一緒に盛り上がる観客がいない分、
観客の目を気にせず、自分たちの表現に集中できることや、
多彩な表現方法で相手を盛り上げることが求められているので、
表現したい物を追求し、時によって表現方法を変えてきたブルドック∞だからこそ、オンラインLIVEのメリットを最大限に活用することができました。
最後に LIVE表現は楽器で演奏することだけが全てではない
何かを表現したいという気持ちがあれば、
LIVEはできる
ここまでブルドック∞の功績をただ語っただけの記事となってしまいましたが、自分が一番、言いたかったことはLIVE表現とは誰にも等しく与えられたものであるということです。
私はこのバンドのリーダーでありながら、
下手くそなバイオリンしか弾けず、ちゃんと弾ける楽器が一つもありませんでした。
それでも、何かを表現したいというコンセプトさえあれば、
どのように人前で披露するかという形はおおかた決まってきて、
あとは必要な物を集めるだけの状態に落ち着き、上記のような演奏を披露することができました。
ベースやギターがなくても、私の場合はパソコンの打ち込み音で代用しましたし、ドラムは自宅でできないから口笛にすることもありました。
人が集まれないなら、CGでアバターを作って、無理やり同じ空間に集めることもしました。
観客がいなくてもコメント欄で盛り上がれるようなギミックを入れました。
このように、何かを表現したいという欲求さえあれば、使う物がどうであれ、LIVEをすることは可能なのです。
確かに、LIVEを発表する場所は限られているというのはあるので、
そこについては何も口出しすることはできないのですが、
LIVE表現自体は表現したい物さえ明確であれば、
どんな媒体でも代用できるのです。
最後の締めくくりとして、
私がLIVEをする上で本当に大事なことはオンラインだろうと、対面だろうと、瞬間的に何かを表現したいというパッションだと思っています。
LIVEはYouTubeに挙がるような動画と違って、一回しか味わえない物ですから、その一瞬で観客をアッと言わせるような情熱が本当に大事だと思います。
それさえあれば、さっきも言った通り、
必要な物はあとからついてきます。
ここまで長文を読んでいただき、本当にありがとうございました🙇♂️
もし、少しでもあなたの胸の内でLIVE、バンドをやりたいという気持ちを押せる記事になっていましたら幸いです。
それでは、バンドの演奏が終わるときに言っている決め台詞を言って、
結びとしたいと思います...!!!
乙フィニティ....!!!
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