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DX(デジタルトランスフォーメーション)の第一歩!事業を続けるために必要なのは「売上」「社会貢献」それとも「・・・」!?

会社や事業を継続するためには、売上は不可欠です。しかし、その売上を獲得するためには、何をしても良いわけではありません。

前時代には、奴隷制という制度が生まれ、自然や社会を破壊してきました。決して肯定できるものではありませんが、経営者たちは、従業員やその家族を守るために、当時の時代に合った方法で売上を追求してきました。

忘れてはいけない歴史を繰り返さず、今の時代に沿った経営を行うためには、何が必要か、一緒に考えてみましょう。

会社を継続する為には!

一昔前の話かもしれませんが、まだまだ現実的な話です。会社を経営するには、やはり売上は最も重要な課題です。

そう、お金がなければ維持することはもちろん、未来への投資を行う事も出来ません。

しかし、犯罪やルールを犯さない限り何をしても構わないという経営者や従業員は、今でも後を絶ちません。
昨今では、中古車販売会社の例を見ても明らかなように、そのような経営では、会社は立ち行かなくなっていきます

そこで、改めて注目されているのが、
近江商人の経営哲学である「三方よし」です。

ビジネスモデルの構築!

”三方よし”とは、売り手、買い手、世間のすべてのステークホルダーが、すべてともに満足することです。
まさに、社会貢献を体現したビジネスモデルと言えます。

まずは、売り手である自社や経営者の売上だけを追求するのではなく、従業員やその家族の安心と満足も考えなければなりません。

そして、買い手の満足度を向上させることで、継続的な関係構築を図り、プロダクトライフサイクルを計算して売上を予測することができます。

さらに、マーケット=社会に還元・貢献することで、ブランドを向上させ、ライフサイクルを好循環させることができます。

グローバル社会では、国家でさえ単一で維持することが困難な状況です。ましてや、社会を無視して自社単独で利益を追求し続けることは到底不可能でしょう。

このように、現在計画・進行している事業計画に、社会への影響を考慮することは、非常に重要で不可欠な要素となっています。

安心してください!みなさん履いていますw
I'm wearing pants!


みなさんは、誰かの笑顔を思い浮かべながら、事業や商品・サービスを提供しているはずです。その笑顔を具体的にイメージすることで、すでに計画に組み込まれているのです

売上は必要!

とは言え、売上を上げることは非常に難しいため、無理な営業や経営を行うこともあるでしょう。しかし、従業員や家族、お客様の笑顔や満足を得るためには、必要な手段は常に構築すると思います。彼らの笑顔や顔を忘れてしまうと、それらの理由も逆算することができます。

「伝えきれなかった」や「伝えるべき相手だった?」を、計画上見直すためにも、ゴールを見据えた逆算を分析するPDCAをサイクルすれば、修正は可能ではないでしょうか。

例えば代表的な例を挙げると、そもそも営業を行っていなかったのか、あるいは経費を無駄に使いすぎていなかったか、などは、今も昔も帳簿を見れば一目瞭然です。

それは、良い商品・サービスを世に届けていなかったとも考えられませんか。
それは、社会貢献をしていなかったという理論にも成り立ちます。

社会貢献も必要!

これは、無理して寄付を促したり、過度な制限を課したりするのは、本意ではないと私は思います。良い商品・サービスを提供することが、最大の社会貢献であると信じています。

ただし、社会への良い影響を与えることは不可欠です。必要な改善や進化を促すためには、ゴミ一つ拾うことも、CO2削減できる機材や商品を開発してマーケットに投入することも、すべて重要です。これにより、より良い環境を未来に引き継ぐことができます。

また、人間は良いものを模倣する習性があります。みんなで渡る信号を青にすれば、良い習慣が広まります。まれに、逸脱する人もいますが、悪いものは長続きしません。
会社一つ沈んだとしても、中古車は買えます。

すべてを認識する分析が必要!

売上と社会貢献は、どちらも重要であり、どちらか一方を犠牲にすることは避けなければならない。

自社で把握できる数字(売上、従業員の残業や満足度、営業結果、経費など)と、社外の数字(マーケット市況、人口統計、トレンド、ブランド認知など)は、可能な限り把握するように努めなければならない。

しかし、1社単独では難しいため、新聞、業界紙、タウン誌、同業他社からの情報を収集することも重要である。ただし、それらの情報をただ鵜呑みにするのではなく、自社の状況や取るべき行動に照らし合わせて、自然な分析を行う必要がある。

なぜなら、盲目的に信じることは非常に危険だからです。

今の時代に必要な経営とは!?

最後のパーツは「分析」です。

自社の立ち位置を把握・分析することが、特に重要です。この分析ができなければ、せっかく作った計画が正しいものであったのか、たまたまうまくいっただけなのか、現在ではわかりません。それは、社内外のステークホルダーにも言えることです。

世知辛い世の中、三方よしの状況を把握することは、分析がなければ難しいでしょう。

事業計画への分析の投入

事業計画には、実はいろいろな種類があります。見る人によって、重要なポイントは異なるということです。融資や公的な助成事業を受ける際には、全体的な計画と事業単位の計画の両方があります。

融資を受ける際の事業計画では、投入するスタッフや資金をベースに計画が確認されます。その正当性は求められますが、融資実行後に分析を検証・報告する必要はありません。

しかし、PDCAを実行する際には、C=チェックとA=対策・改善を行う際には、C=チェックが特に重要になります。

そのため、分析を行うことがとても重要になりますので、計画に織り込むことが大切です。

分析の功罪とは?

分析を行うことで、すべての事実を言語化・数値化することができます。これにより、公平な評価が可能となり、事業の存続に欠かせない要素となります。

町のおっちゃんおばちゃんであろうが、グローバル企業であろうが、すべての経営者は、少なくとも頭の中では理解していることでしょう。この記事をここまで読んでくださった読者には、詳細を説明する必要はないと思います。

ただ、分析を事業で行うことで、事業の闇の部分も見えてきます。

それを隠すためや依存してしまうことなども見えてきます。それは、さらなる闇落ちにつながることもあるのです。

それを防ぐためのアクションは当然あります!

デジタル技術の登場!

デジタル技術は、すべてにおいて公平に扱うことができるという特徴があります。リテラシーの問題でそうでもないという意見もありますが、社会への公表という面では、デジタルリテラシーの問題ではないと言えるでしょう。

会計に関するシステム利用率は70%を超えており、法人税の電子申告は90%に近い数字となっています。これは、確実に数値化できる事例ですが、ホームページやSNSで見られるオウンドメディアやアーンドメディアなどのマーケティングにも遜色ないと言えるでしょう。

闇落ちとは、数字が固定化されることで、問題が表面化しやすくなることを指します。フローをデジタル化することで、人に依存しているかどうかや、残業などの稼働状況も人目にわかりやすくなります。これを改善するかどうかで、闇落ちを防ぐことができるかどうかは、経営者のセンス次第と言えるでしょう。

建設事業者から現場監督の採用や離職についてアドバイスを請われた際、私は現場監督の業務を2人以上で重複させる「タンデム方式」を提案しました。もともと、建設現場は工程がはっきりしているため、デジタル化しやすい分野です。

また、労働問題への対応として、安全管理の透明化と順守が求められています。そのため、タンデム方式を導入することで、現場監督の負担と依存の軽減、さらに育成にもつながると考えました。

タンデム方式を実現するためには、工程管理をクラウドで行うことが重要です。これにより、場所や時間を問わず互いに把握でき、引継ぎや申し送りもスムーズに行えます。

今後、タンデム方式の運営方法について、マガジン等で詳しく解説する予定ですが、以下に、タンデム方式の具体的なメリットをいくつか挙げます。

・現場監督の負担軽減
・現場監督のスキル向上
・安全管理の強化
・生産性の向上
★現場監督が家に帰れて家族と過ごせる!

タンデム方式は、建設現場だけではなく管理職の抱えるさまざまな課題を解決する可能性を秘めた方法です。

今後、より多くの企業で導入されることが期待されます。

これからの経営に必要な事

ビジネスモデルは、商品・サービスをお客さんに届ける事は、未来永劫不変ではありますが、今の時代は、社会への責任を持った貢献が不可欠です。そして、それらの効果測定と言う「分析」までがセットです。

某中古車販売会社のように売り上げだけを目的とした経営では先は当然ありません。報道でわかってきていることですが、不祥事に当たる事柄は経営陣の”命令”と言う形であったため全社で認識されていたようです。まだいける!という、分析結果だったのでしょう。

もちろん、至極まっとうに従事しているスタッフ・従業員も多くいると思います。なので、当時のような環境でもあれだけの規模に成長できたのです。

また、社会貢献だけになりつつ弊社の経営も万全と言えません。すいません。これは、好きな事だけしている罰ですと様々なところで怒られています。この場でもごめんなさいとお伝えさせてください。

これからは、売上と合わせてではなく、「売上・社会貢献・分析」が、同時になることが重要なのです。

言葉にはチカラがあります!

そして、言葉は時代や背景に沿って進化していきます。社会貢献と言う言葉が、良い言葉になるか、悪い言葉になるか、ただの言葉になるのかは、我々経営者に与えられた特権かも知れませんね。こういう利権はどんどん欲しいですねw

さて、未来の社会と言葉に向けて楽しんで経営してきましょう!

本記事が、皆様の経営に少しでもお役に立てば幸いです。

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