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DXレポートから紐解く日本のDXの課題とは

2018年に経済産業省から「2025年の崖」として発表されたDXレポートから5年がたち、2025年は目前となっています。(2023年10月現在)

ここでは2025年の崖とは?から日本のDXの課題を紐解いていきます。

「2025年の崖」とは

「2025年の崖」とは、2018年に経済産業省が「DXレポート」にて提示した、日本の近い将来に対する警鐘です。

このレポートでは、日本企業がDXに十分に取り組まなければ、2025年以降には、毎年最大で年間12兆円の経済損失が生じ、国内競争力を失う可能性があると指摘しており、多くの企業に衝撃を与えました。

衝撃を与えたレポートの概要

DXレポートとは

経済産業省が発表するデジタルトランスフォーメーションに関するレポートで、2018年に初版が発表され、その後もアップデートが続き、2022年7月発行の最新版では「デジタル産業宣言」も盛り込まれています。(2023年10月現在)

DXレポート 2018年9月
DXレポート2(中間取りまとめ) 2020年12月
DXレポート2.1(DXレポート2追補版)2021年8月
DXレポート2.2(概要)2022年7月

経済産業省

「DXレポート」で経産省が指摘した論点

「2025年の崖」の後、アップデートを繰り返すDXレポートで指摘されるDX推進の妨げになっている点は以下です。

■企業が持つ既存のITシステムが老朽化し、レガシーシステムになっている
■国内のユーザー企業とベンダー企業の低位安定の関係性
■DX人材の不足
■バリューアップDXが出来ていない

これらの課題について、<次の記事>からArentが考える解決策をシリーズで紹介していきますので、ぜひご覧ください。


<関連記事>

■日本のDXの課題解決ステップ

【DXの第1ステップ】
■レガシーシステムから脱却し、経営を変革せよ
DXレポート初版「2025年の崖」でまずさきにDXの足かせになっていると指摘されたレガシーシステムの課題点と背景、解決策について解説。
https://note.com/arent3d/n/n5196395445d4

【DXの第2ステップ】
■バリューアップDXこそが真のDX。自社のコア技術はSaaS化しよう。
レガシーシステムから脱却した後の「自社のコア技術の開発」について解説
https://note.com/arent3d/n/na2a71eea3d97

【DXの第3ステップ】
■DX時代は業界内で手を取り合い、お互いの強みに相乗りすべし。競合ツールの活用でリソースの選択と集中を
DXの第3ステップ、業界共通のプラットフォームについて解説
https://note.com/arent3d/n/n6cc7cd2d98f4




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